30代前半でアッパーマス層になるために必要なたった2つのこと
FIREや経済的自由を目指す人は,まずアッパーマス層を目指すはずです.
アッパーマス層とは野村総合研究所(NRI)が日本の家計を純金融資産額で分類した階層の一つで,純資産3,000万円から5,000万円の家計をいいます.
約80%が3,000万円以下のマス層で一括りにされているのが不満だったので,私も投資を始めた時は一日も早くアッパーマス層を目指し,30代前半でアッパーマスになりました.
この記事では30代でアッパーマスになるための方法,実際になって思ったことを書いています.
なお,2021年に準富裕層になった時の記事も合わせて読んで下されば幸いです.
- アッパーマス層とは,資産3,000万円以上の層で,FIREや経済的自由を目指すならまずはここが目標
- 30代のアッパーマス層は1%に満たないかなりのレアケース
- 30代でアッパーマスに到達するためには,早い時期からの投資と家計簿が有効
- アッパーマスに到達すればお金に対する精神的な余裕が生まれる
アッパーマス層とは?
アッパーマス層とは純資産3,000万円から5,000万円の家計で,全体の13.2%です.
NRIの調査は2年ごとに行われていますが,アッパーマス層の割合は毎回10%ちょっとで安定しており,急に増えたり減ることはありません.
アッパーマスは「マス層(80%)から一歩抜け出してお金持ちへの階段を登っている最中の人」と言えます.
ちなみに,上位20%の家計を4つに細分化するのに対して,残り80%を1つのカテゴリーに押し込めるのはさすがにアンバランスなので,個人的な経験からマス層を5つに細分化した記事がこちらです.
30代でアッパーマス層という立ち位置
上の棒グラフは金融広報中央委員の世論調査から作った資産保有額の分布で,この調査ではアッパーマス層以上は13.3%,NRIの調査では20%なので少し差はありますが規模感は合っています.
また,平均値は1,436万円,中央値は650万円で,ここからも,アッパーマス層は資産の面では頭一つ抜けた層と言えます.
さらに,30代の保有資産の分布を見てみると,アッパーマス層以上の世帯は1%に届きません.
平均値591万円,中央値400万円なので,30代でアッパーマス層に到達しているのはかなりのレアケースと言えます.
資産3,000万円以上の年齢構成を見ると,60代以上が65%を占めていて,一方の若年世代は20代がゼロ(実際はもちろんゼロではないでしょうが),30代が1%と圧倒的少数,40代でも11%しかおらず,やはり30代でのアッパーマス到達はレアケースです.
アッパーマス層を目指すための2つのこと
見てきたように,30代でアッパーマス層に到達するのは,一般的にはなかなか難しいです.
では,なぜ私が30代前半でアッパーマスに到達できたか.それは
- 投資による資産運用
- 家計簿をつけて堅実な家計を構築
を社会人になりたての頃から続けてきたからに尽きます.
この2つは複利効果があるので早くから始めるほど効果は指数関数的に大きくなります.
投資による資産運用
仕事の給料がお金を稼ぐエンジンですが,それに加えて貯蓄から投資のサイクルを回すことが必要です.
最近「貯蓄から投資へ」という掛け声が再び盛んになり,iDeCoの拡充が実施されたり,NISAの恒久化が議論されていますが,私はNISAが始まる前から投資を始めていました.
- 配当再投資
- キャピタルゲインをさらに高い利回りが期待できる商品へ振り向ける
これらを繰り返すことで,お金を生むマネーマシーンが出来上がります.
私も本格的に投資を始めて10年以上経ちますが,毎月コンスタントに受け取る配当は本当にありがたいですし,それを再投資に振り向けて配当が年々増えていくのを見ていると,投資をやっていて本当に良かったと感じています.
20,30代の若い頃から始められればベターですが,遅すぎるということはありません.
人生はいつだって,今が一番若いんですから,思い立ったときこそが投資の始め時です.
家計簿で堅実家計
家計簿で収支を見える化すれば無駄遣いが減って貯蓄がしやすくなり,お金持ちへのサイクルが速まります.
と,これは巷でもよく言われている家計簿のメリットですが,私がそれ以上に感じるメリットは
- 家計簿はお金持ちになるためのツール
- マネーリテラシーを上げる最高の訓練
です.かれこれ10年以上家計簿をつけてますが,家計簿をつけるとお金に対する感度が高まり,関連する情報を自分で取りに行くようになります.
アッパーマス層に到達して
- 暮らしぶりは変わらない
- お金に対するマインドがポジティブになった
です.
アッパーマス層になってもマイホームを買おうとは思いませんし,今持っている国産車がそろそろ9年目の車検ですが,13年目の車検も通すつもりマンマンです.
普段買い物するスーパーはOKストアですし,成城石井や紀ノ国屋に行くのは年に数回です.
一つステージが上がっても資産3,000万円では全然油断できないどころか,ここで油断して生活レベルを上げたらすぐにマス層に戻されます.
しかし,お金に対してポジティブに考えられるようになり,昔なら「1億円なんて夢のまた夢」と思っていましたが,今では到達可能という展望を持っていますし,少しずつではあるものの,お金のために働かざるを得ないという価値観から離れ,自分らしく生きるためにどうお金を使おうかと考えられるになりました.
まとめ
- アッパーマス層とは,資産3,000万円以上の層で,FIREや経済的自由を目指すならまずはここが目標
- 30代のアッパーマス層は1%に満たないかなりのレアケース
- 30代でアッパーマスに到達するためには,早い時期からの投資と家計簿が有効
- アッパーマスに到達すればお金に対する精神的な余裕が生まれる
一人でも多くの人がお金のストレスや不安から解放されて人生をポジティブに生きられたら素晴らしいですね.
では,また.
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