家計目標の立て方
早いもので,2018年も残り1ヶ月半を切りました.街ではイルミネーションが点灯し始めたり,こちらはだいぶ前からですが,ロフトで来年のダイアリーコーナーが設けられており,「ああ,クリスマスと年末が近づいてきたな」と少しずつ感じます.
この時期になると,私はそろそろ次の年の家計目標のドラフトをどうしようかと考え始めます.家計目標を立てて節約体質を身につけることは大切です.
「来年こそは貯蓄体質を築きたい.そのために家計目標をしっかり立てたい.でもどうしたらいいかわからん」という人のために,私が家計目標を設定しているプロセスを書きたいと思います.少しでも参考になれば嬉しいです.
私が家計目標を立てるプロセスはだいたい次の通りです.
- 現在の資産状況を加味して,来年の目標資産額を設定する
- 1で設定した目標資産額から逆算して,毎月の大まかな貯蓄額を決める
- 2で決めた貯蓄額を確保するために,毎月の支出額を決める
- 3で決めた支出額を,各費目(項目)に配分する
では,1ステップずつ具体的に見ていきましょう.
1 現在の資産状況から来年の目標資産額を設定する
例えば,現在500万円の資産を持っていて,それを来年には600万円にしたいとします.なので,目標資産額を600万円と設定します.一年間で20%アップです.
ここで,目標資産額を非現実的な数字にしないようにしましょう.給料が1年で大幅に伸びれば嬉しいのですが,残念ながらそんなことは滅多にないので,来年の収入を想定するのはそんなに難しくないと思います.来年の想定収入から,現実的な目標を設定しましょう.
またこの時に,子どもの受験など,来年確定していて家計に与えるインパクトが大きいイベントがあれば,それを念頭に置いて目標資産額を設定することで,より現実的な数字になります.
2 目標資産額から逆算して毎月の貯蓄額を決める
500万円から600万円,1年間で100万円の貯蓄が必要だとわかりました.このうち,40万円はボーナスから貯蓄すると考えて,残り60万円を毎月のやりくりで貯蓄していくことになります.そうなると,毎月5万円の貯蓄が必要だとわかります.
3 貯蓄額を確保するために毎月の支出額を決める
毎月の手取り収入が30万円だとすると,貯蓄の5万円を引いた25万円が毎月の支出額になります.
4 支出額を各費目(項目)に配分する
この25万円を家賃に○万円,食費に□万円,…というように各費目に割り振っていきます.ここで,費目ごとの毎月の支出割合が把握できていれば,より現実的な数字で配分できるのでベターです.
私の場合,家計簿のデータから,過去6年分の月ごとの支出割合を算出出来ます.しかし,参考にするのはやはり直近一年ですね.というのも,例えば5年前と今では家計の状況が全く違っているので,あまり参考になりません.
これで,毎月の家計目標が作成できました.あとは家計簿をつけて,目標通りに貯蓄できているか,チェックしていきます.私は毎月,その月の結果がどうだったか振り返っています.これについては,毎月始めに記事を書いているので,興味があれば読んでみてください.参考までに,最新,2018年10月の家計を振り返った記事のリンクを貼っておきます.
https://econ-blog.com/%e5%ae%b6%e8%a8%88%e7%ae%a1%e7%90%86%e3%80%802018%e5%b9%b410%e6%9c%88%e3%80%80%e5%8e%b3%e3%81%97%e3%81%84%e7%b5%90%e6%9e%9c/
また,何ヶ月も連続して設定した貯蓄額に全然届かない,とか逆に余裕で到達してしまう,という場合は途中で軌道修正します.最初に立てた目標値に固執する必要はありません.
こんな感じです.私はもう,このプロセスが完全に習慣化しています.そうなると,貯蓄体質が身につくと思いますよ.
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません