プロフィール

2018年6月16日

※2025年1月10日にアップデート

FreEcon にお越し下さり,ありがとうございます.

このブログでは,私が実践しているお金や投資に関する考え方をご紹介しつつ,毎月の資産状況をレポートして同じくFIを目指す人の参考になったり,モチベーションアップに繋がるような情報を発信していきます.

経歴・資格

2024年現在

  • 30代男性
  • 妻と子ども2人(中学生と小学生)
  • 地元の公立小・中学校を卒業後,埼玉県の県立男子校に進学
  • 京都の国立大学に入学
  • 大学卒業後は日系企業に就職
  • 2013年に日系メーカーに転職して現在に至る

資格

  • 日商簿記一級
  • 米国公認会計士(USCPA) 全科目合格(ニューハンプシャー州)
  • TOEIC 895点

お金を意識するようになったきっかけ

家が貧しかったわけではないですが,当時,親の収入の変動が激しかったために,奨学金を申請してほしいと言われ,奨学金を利用して大学に通っていたのですが,これがお金に対する意識を大きく変えました.

奨学金と言うとマイルドですが,立派な借金です.

東大生の家庭は裕福な家庭が多いというデータがありますが,私の通っていた大学も経済的に余裕のある人たちが多く,奨学金をもらっている人は少数派でした.

その現実を知った私は「社会人としてスタートした時から借金を背負うのか……」とかと,とても悔しかったのを今でもはっきり覚えていますし,奨学金という名の借金を背負ったことで,周りの無借金の友人に嫉妬を覚えるというネガティブな感情を私の心に潜在的に植え付けました

卒業が近くなった時に,学生課に呼ばれて奨学金返済の手引きを受けましたが,その際に毎月の返済額と返済期間について説明され,通常の返済計画では返済期間は10年以上だと知った時は吐き気がしましたし周りのみんなはまっさらな状態から社会人生活をスタートできるのに対して,自分は足かせをはめられてのスタートだという状況に絶望感とやり場のない怒りを覚えたのは生涯忘れないでしょう.

はっきり言ってトラウマに近い感情ですが,この悔しい気持ちがきっかけで

  • 将来お金に困る人生は絶対に送らない
  • 子どもにも絶対にお金で悔しい思いはさせない

と誓いましたし,それが原動力になって経済的自立を目指す強いきっかけになったので,今振り返ると必要な人生経験でした.

奨学金の返済時は,借金を背負っているという意識と,定期的にお金が引き落とされていく現実がとにかく不快で仕方なかったので,当時の私のミッションは奨学金を最速で返済することでした.

住宅ローンだと,繰り上げ返済はせずに資金を確保しておくということが言われますが,とにかく借金を負っているという状況が気持ち悪かったので,どうしても必要な支出以外は,ほとんどを奨学金返済に充て,通常計画では10年以上かけて返済するものを,1年で完済しました.

完済証が送られてきた時の喜びはひとしおで,スラムダンクで沢北が父親のテツ沢北に初めて勝った時くらいの嬉しさだったと思います.

その時の完済証は捨ててしまったのですが,取っておけば良かったと少し後悔しています.

こんな経験から,私は借金に強い嫌悪感を抱くようになり,人によっては病的に見えるレベルかもしれません.それでも,私は借金を負っている時の,不安や嫉妬といったネガティブな感情をもう二度と味わいたくないので,「いかなる借金も負わない」が私のモットーになり,車も結婚式も全てキャッシュで払いましたし,賃貸暮らしですが,将来マイホームを持つことになってもキャッシュで買うと決めています.


このブログが,読んでくださった人の考えや行動をいい方向に変えるきっかけになれば幸いです.

Posted by Econ