楽天VTIを一部売却 米国株からのイグジットを意識

楽天VTIを一部売却 米国株からのイグジットを意識
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米国株

私はVTIと楽天VTIの両方を保有しており,両方を合わせると全資産に対する割合が約20%と,ポートフォリオの中で最大です.

そんな中,先日楽天VTIの一部を売却,精算まで完了したので

  • 楽天VTIのパフォーマンス結果
  • 一部売却した理由
  • 今後の方針

をまとめました.

米国株投資家の皆様に参考になれば幸いです.

  • 米国経済への不安や,新NISAに備えたキャッシュ確保のために楽天VTIを一部売却
  • 保有期間 4年,税引き後パフォーマンス +88.2%,年率パフォーマンス 17%
  • 今年は米国株以外の投資割合を増やし,米国株の比率を下げ,その分キャッシュを積み上げる

楽天VTIのパフォーマンス

今回売却した楽天VTIは

  • 平均保有期間 4年
  • 税引き後パフォーマンス +88.2%

でした.

2倍には届かなかったものの,4年間で88%,年率換算では約17%のパフォーマンス,十分満足しています.

ウォール街の格言で『ブル(弱気)もベア(強気)もいいが,ピッグ(欲張り)はダメだ』という格言もありますからね,足るを知ることはとても大切です.

楽天VTIを一部売却した理由

今回,一部売却した理由は3つあって,

  • 米国経済への不安
  • 2024年から始まる新NISAに備えたキャッシュ確保
  • ポートフォリオのバランス調整

です.

米国経済への不安

これまでツイートやブログ記事でも書いてきたのですが,

  • 米国消費者の低すぎる貯蓄率
  • クレジットカード未払残高が過去最高
  • クレジットカードの支払不履行が上昇傾向

で,アメリカ経済の先行きに不安を覚えています.

アメリカ経済のリセッション入りはコンセンサスですが,私はハードランディングしてしまう恐れが高いと感じており,そうなった時に備えて一部利益確定しておこうと思いました.

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新NISAに備えたキャッシュ確保

2024年から始まる新NISAでは一人あたりの年間投資限度額が360万円となり,我が家は妻と合わせて720万円が年間投資限度額になります.

新NISAでは生涯投資限度枠を最短の5年で使い切るのが一番節税効果が大きくなると期待できるので,我が家もスタートダッシュを切りたいのですが,年間720万円の投資資金は,数ヶ月節約して貯まる金額ではありません.

なので,私は2023年は新NISAに向けてキャッシュを確保する年と位置づけており,その一環として今回の一部売却を決めました.

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ポートフォリオのバランス化

上に書いたように,VTIと楽天VTIを合わせると総資産の約20%を占めます.

一つの銘柄で総資産の20%を占めるのは少し大きいですし,何よりも総資産の約55%が米国株と,少し偏りが気になるので,米国株の割合調整が必要でした.

一部売却なので,大きなインパクトはありませんが,今回の売却で米国株の割合は1.5ポイントほど減ったかなと思います.

今後の方針

今年は現金確保を目指すので,短期的には投資を抑制します.

また,投資をするにしても米国株以外の投資割合を増やすつもりで,実際に今年に入ってからはVXUS, VWO, BNDをドルコスト平均で買っています.

今年の年末には米国株比率を45%くらいまでに落として,その分をキャッシュに積み上げるつもりです.

まとめ

  • 米国経済への不安や,新NISAに備えたキャッシュ確保のために楽天VTIを一部売却
  • 保有期間 4年,税引き後パフォーマンス +88.2%,年率パフォーマンス 17%
  • 今年は米国株以外の投資割合を増やし,米国株の比率を下げ,その分キャッシュを積み上げる


では,また.

Posted by Econ