自炊はお金持ちへの特急券 自炊を制するものは家計を制す
家計管理に10年以上取り組む中で,自炊は最強の節約手段だと確信するようになり,「貯金の第一歩は?」と聞かれたら「できるだけ自炊の回数を増やす」と答えますし,最近のインフレで自炊の節約効果はますます強くなっていると感じています.
コンビニで買い物をしない,職場にはマイボトルを持参するなど,節約のためのアクションは色々ありますが,外食を控えるのはその中でも最強クラスの効果で,外食が多い人が自炊に取り組むことで,家計は間違いなく改善します.
この記事が,自炊の節約効果に気付いてお金持ちへの第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです.
我が家の自炊事情

まず我が家の自炊事情ですが,我が家は外食は年に数回程度しかせず,ほぼ毎日が自炊です.
また,外食をする理由も「作るのが面倒だから」とか「疲れたから」というネガティブな理由ではなく,
- 寿司や天ぷらなど,家で本格的に作るのが難しい料理を楽しむ
- 非日常の店の雰囲気の中で食事やお酒を楽しむ
- 一流のサービスを受けてモチベーションを上げる
というポジティブな理由で外食をするようにしています.
なので,付き合い以外でファミレスには行くことはまずありません.
自炊にこだわる理由

自炊にこだわる理由は
- 自炊は最強の節約手段,自炊を制する者は節約を制す
- 自炊で節約できた分を貯金,投資に回す
というサイクルを回し続けることがお金持ちへの特急列車に乗れるからです.
外食の原価率は一般的に3割(賃料が高い都心のレストランなら原価率2割もザラ)と言われていますが,原価率3割ということは,自炊なら同じものを約1/3の値段で作れるということです.
片付け不要,外食そのものが楽しい等,外食には自炊にないメリットがありますが,自炊がお財布に優しいということは確かで,節約から貯金・投資というサイクルを回し続けるのに,自炊は最高の手段です.
我が家には中学生と小学生の子どもがいて,塾や習い事などのお金がかかりますが,その中でも毎月コンスタントに黒字を維持できているのは自炊のおかげです.
もし我が家が週に一回,外食をする家だったら,貯蓄率は5%ポイントくらいは落ちるはずで,たかが数%ポイントの差ですが,これを投資に回すか回さないかで長期的には大きな差になります.
たとえば,自炊して年間10万円の外食費を節約して,その10万円を投資にまわして年率5%で運用したとすると,10年間で125.8万円,20年なら330.6万円にもなります.
もちろん,これは机上の計算,パフォーマンスを保証するものではありませんが,外食が習慣化した家計と自炊が多い家計では,長期的には資産に大きな差がつきます.
なので,早い段階から自炊体質になって,その効果を複利で享受する戦略が吉です.
自炊は時間のムダという意見について

「自炊は時間のムダ.自炊をするなら外食したりUber Eatsを使い,浮いた時間で生産的なことをしたほうがいい」という意見がありますが,私はこれは大抵の人には当てはまらないと思っています.
というのも,企業経営者などのように,その人の時間単価が自炊による節約以上なら,自炊をせずに外食やUber Eatsを使うのは合理的ですが,自炊による節約以上の時間単価の人はそう多くはないと思います.
家族と外食する時に運転手に車を運転してもらい,その間に仕事をするなんて,普通の人なら考えにくいですし,Uber Eatsを頼んでも,浮いた時間でネットをやったり,動画を見たり,よくて読書程度,ほとんどの人にとって,自炊の節約効果以上の価値を生み出すことは至難の業です.
なので,ほとんどの人にとっては,自炊をして節約効果を享受する方がメリットは大きいと思います.
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません