SNSから距離を置くのが経済的自由達成への近道
投資や家計，資産など，お金にする他人との比較は百害あって一利なしなのでやめたほうがいい，というお話です．
よほど親しい間柄でもない限り，こういうことを面と向かって話題にすることは憚られるので，実際の会話の中でお金について他人と比較することはほとんど無いと思います．
しかし，こうした話題を頻繁に目にする場所があります．
そう，SNSです．
SNSは上手に使えば便利なツールですが，ことお金に関してはSNSから距離を置くことは経済的自由を達成する近道だと思います．
SNSの情報に踊らされたら経済的自由の達成は遠のくばかり
投資や家計，資産など，お金に関する情報をSNSで見ているという人もいると思いますが，私はSNSを通じて入ってくるお金に関する情報は意識的にシャットアウトしています．
なぜなら，SNSは嫉妬や不安を煽る情報で溢れかえっていて，こうしたノイズに踊らされていたらネガティブな気持ちになるだけでなく，経済的自由の達成が遠のくからです．
インスタ映え，マウンティング，とかくSNSはキラキラ合戦で，SNSを開けば探すと探さずとに関係なく
- 昇進した
- 転職して給料がアップした
- ブランド品を買った
- 高級レストランで食事した
- 旅行で〇〇へ行った
といった情報を目にすることになります．
こういう情報を見て，「俺/私も頑張ろう」とか「こっちまで楽しい気分になる」といったポジティブな気持ちになる人はどれだけいるでしょうか．
むしろ，嫉妬を感じたり「それに比べて俺/私は…」なんて自尊心が傷つく人が多いのではないでしょうか．
少なくとも私は後者で，こういう情報を見てもネガティブな気持ちにしかなりません．
相手が昇進・転職したって実際は自分の方が給料が高いかもしれませんし，管理職になって残業代が出なくなって，時給単価なら自分の方が上かもしれません．
レストランや旅行の写真だって，過去のものを流用しているかもしれないですし，承認欲求に負けて借金をしてブランド品を買っているかもしれません．
このように，上辺がキラキラしている情報でも実情がどうなっているかはわかりませんし，いくら考えても，その答えは出ません．
それなのに自分も対抗して見栄消費をしていたら経済的自由の達成は遠のくばかりです．
SNS情報は自分のお金にプラスにならない
しかも，SNSで流れているそういったキラキラした情報に触れても
- 自分の収入がアップする
- 家計がうまくマネージできるようになる
- 投資パフォーマンスが上がる
なんてことはなく，自分のお金にプラスとなる情報ではありません．
なら，そのような情報に時間を費やし，精神エネルギーを削られるくらいなら，最初から見ない方がいいと思います．
実際，私はSNSで見る情報は公的機関や公式アカウントが出している情報だけで，個人アカウントのSNS情報は全てシャットアウトしていますが，大事な情報を見逃して困ったということは未だかつてありませんし，むしろそういうキラキラした情報を見る機会が激減することでノイズに心を乱されることがなく，心の平静さを保てています．
お金に関する目標に他人は関係ない
- 収入のX%を貯蓄できるような家計を目指す
- XX歳までにYY円の資産を築く
- XX歳までにYY円の不労所得を
などなど，人それぞれお金に関する目標を立てています．
そして，その目標は自分やその家族のために立てているものであって，他人に勝つために立てているものではありません．
誰々よりも多くの資産を持つとか，誰々よりも多く貯蓄するとか，そんな目標は聞いたことがありません．
つまり，お金について他人との比較は無意味ですが，SNSの情報は否が応でも自分と他人を比較させるような情報で溢れています．
なので，そういう情報が入ってこないようにSNSをシャットアウトして，そのかわりに
- 過去と比べて今の自分は貯蓄や投資をうまく出来ているか
- 将来，いつ頃までにどれくらいの資産を築いていたいのか
と自分との比較がおすすめです．
過去の自分と比較することで「昔に比べて貯蓄できるようになったぞ」とか「資産が順調に育っているぞ」と進歩を感じてポジティブな気持ちになれたり，逆に「最近，ちょっと贅沢な買い物が多いな」とか「この投資はもっとこんなことも考えるべきだったな」など，課題がはっきりして将来のパフォーマンスアップに役に立つかもしれません．
また，いつまでにどれくらいの資産を築いていたいという青写真を描いていれば，いたずらに不安や焦りを感じることもなくなります．
貯金は大事ですが，明確な目標がなく「とにかく1円でも多く貯蓄しなきゃ」と焦るのではなく，「今月は家計がうまくマネージできて予算が余っているので，予算の範囲内で少し美味しいものでも食べよう」という余裕があれば，それが長続きにつながると思います．
SNSと距離を置き，自分と向き合う時間を増やすことができれば，経済的自由の達成にショートカットできると思います．
では，また．