シャトー・ムートン・ロートシルト 美しいビーナスのエチケットに一目惚れ

趣味ワイン

シャトー・ラトゥールを買ったという記事を先日書きましたが,子どもの生まれた年の5大シャトーを買って,子どもが成人したらそれを一緒に飲むというのを人生のミッションにしています.

その後,シャトー・ラトゥールに続いて,シャトー・ムートン・ロートシルトを買い,とりあえずこのミッションはコンプリートしたので,その時の様子をレポートします.

2本目の5大シャトーを探して

下の子の5大シャトーはラ・トゥールだったので,上の子のワインはシャトー・ラ・トゥール以外の4本で探しました.

ふらっとお店に立ち寄って偶然のめぐり逢いに期待するのも楽しいですが,今回はヴィンテージも決まっていたので,エノテカ・オンラインで店舗在庫を調べて,店に電話して取り置きをお願いしたのですが,エノテカ・オンラインは,お目当てのワインの在庫をヴィンテージごとに見られるのでとても便利で,店舗在庫があれば,事前連絡しておけばキープしてくれることもあるので,無駄足にならずに済みます.

シャトー・ムートン・ロートシルト
シャトー・ムートン・ロートシルト

写真が今回買ったシャトー・ムートン・ロートシルト2010です,ヴィーナスのエチケット(ラベル)が美しいです.

普通,ワインのエチケットはそんな頻繁に変わるものではないのですが,シャトー・ムートン・ロートシルトはエチケットが毎年変わり,特に1級に格上げされた1973年のピカソのエチケットは有名で,そんな毎年変わるエチケットをアート作品として集めているコレクターもいるとかいないとか.

シャトー・ムートン・ロートシルトはどんなに安いヴィンテージでも数万円はするので,そのエチケットを集めるだけでかなりのお金がかかりますね,まさにお金持ちの趣味と言えます.

また,通常ならエチケットを描いたアーティストに報酬を払うのが当然ですが,「シャトー・ムートン・ロートシルトのエチケットを描けるなんてこれに勝る名誉はない」ということでこのエチケットをデザインするのは無報酬だと聞いたことがありますが,これも5大シャトーのブランドのなせる技ですね.

保存状態もとても良くて,対応してくれたソムリエからも,「もしかしたら飲む時には桁が変わっているかもしれませんね」と言われました,まぁセールストークでしょうが.

また「ワインの過去のヴィンテージは,これから先,供給が増えることはなく,消費されて減っていく一方なので,『これは』というのは早い段階から仕込んでおいた方が良いです」とも言われ,まさにワイン投資だなと痛感しました.

かわいい子には旅をさせよ

いいワインはいい環境で保管して熟成させなければならず,特に高温多湿の日本の夏に室温で保管するのは言語道断で,家庭用冷蔵庫や野菜室もワインにとってベストな環境とは言えません.

家のワインセラーで保管しようかとも思ったのですが,夏に大きな地震が来て,停電でワインが冷却できずにワインがダメになるというリスクも考えて,シャトー・ラトゥールと同じくレンタルセラーサービスで預けることにしました.

本当は手元に置いて,夜な夜なセラーを開けてエチケットを眺めてニヤニヤしたいのですが,よりよい状態で楽しむためにも「かわいい子には旅をさせよ」だと言い聞かせています.

5大シャトーに向き合う日に備えて

これで,子どもの生まれた年のヴィンテージの5大シャトーを買うというミッションはとりあえずコンプリートです.

それぞれの年の5大シャトーをコンプリートできたら理想ですが,特に上の子の生まれ年はグレートヴィンテージ(ブドウの出来がよく,高品質なワインができた年)なので,ちゃんとした所で買えば5大シャトーは最低でも25万円から30万円はするので,それぞれの5大シャトーを揃えたら車1台は軽く買えてしまうレベルです.

まぁ,今後資産が順調に育って,超富裕層(純資産5億円以上)にでもなったら,コンプリートも考えますが,今はそれぞれの年で1本ずつで十分満足してます.

とは言え,普段は1000円以下のテーブルワインばかり楽しんでいるので,まだまだ私は5大シャトーを堪能できるレベルに達しておらず,仮に今5大シャトーを飲んでも「おいしい」で終わってしまいそうで,まさに猫に小判,宝の持ち腐れです.

神咲雫や遠峰一青レベルでの表現は無理ですが(そもそも,目指してない),自分の言葉で5大シャトーを表現できるくらいにはなっておきたいと思うので,年に数回は1万円を超えるようなワインを楽しむ機会を作っていきたいと思っています.


では,また.

Posted by Econ