貯蓄型保険はいらない 同じ効果をもっと安く得る方法
どうも、Econです。
貯蓄型の保険を解約しました。
どんな保険だったかと言うと、毎月一定額を拠出してX%を国内株式に、Y%を海外株式に、などと振り分けて運用益を狙う商品でした。
6年弱契約していて、早く解約したいとずっと思っていたのですが、ここに来てようやくダメージが許容範囲内に収まりそうだったので解約しました。
この記事では、私の失敗談をさらけ出します。
「貯蓄型保険に加入しようと思っているけど、本当に必要なのか」
「既に貯蓄型保険に入っているけど、解約したほうが良いのか」と思っている人は参考にして下さい。
貯蓄型保険の必要性
結論から言います。
運用の一部として貯蓄型保険の加入を考えている人は加入しない方が良いです。
また、加入済みの人で明確な運用意思があるのなら、解約してその拠出分を運用に回した方が良いです。
貯蓄型保険で運用するなら、ドルコスト平均法でドルを買い、それをVTIやVTに振り向けた方が、ずっと安いコストで同じような効果を得ることが出来ます。
私の場合も、累計で今よりも10万円近く稼げていたはずです。
私が解約した商品は運用益が10%ほど出ていたにも関わらず、解約返戻金は拠出額の約98%で、2%ですが元本割れしてしまいましたからね。
しかもこの類の元本割れは株の売却益などと損益通算出来ないので踏んだり蹴ったりです。
どうしてこの保険に入ったのか
加入してしまったのは、当時の私の金融リテラシーの低さです。
二人目の子どもが生まれた時に、保険会社が勧める保険に加入してしまったのです。
保険にはコストがかかっているという意識が抜けていて、同じような効果をもっと安いコストで実現できるということに気付いていませんでした。
今なら相手が勧める金融商品には入ってはいけないと分かっているんですけどね、当時の私は本当に甘かったと思います。
なぜなら向こうも商売なので、できるだけ儲けの出る商品を売りたいはずだからです。
残念ながら、金融機関は顧客のことを第一に思って商品を勧めるなんてことはしません。
結局、自分が儲かるように金融商品を勧めてきます。
中にはそうではない良心的な人もいるかもしれませんが、これを覚えておくだけでも、無駄な金融商品に加入するということはだいぶ減ると思います。
貯蓄型保険のメリットを打ち消す多大なコスト
上で書いたように、貯蓄型保険での運用はうまく行っていました。
それでも元本割れを引き起こしたのは、高すぎるコストです。
保険のメリットは
- 万一の時に補償があること
- 自動引き落としのために手間がかからないこと
の2点です。
1が保険の役割なんで当たり前だと思うかもしれませんが、そのために保険には多大なコストがかかっています。
しかも、ETFや投資信託にはコストが明示されていますが、保険にいくらコストがかかっているかは明示されていません。
確率で考えれば、万一が来た時に得られる恩恵よりも、毎月確実に支払う必要のあるコストの方が高くなります、それも相当に。
2について、少なくとも私には一ヶ月に一度、ドルを買ってそれをETFに振り向けるという作業は手間でも何でもありません。
まあ、この程度の作業を「手間だ」とか「面倒だ」と言う人にとっては、手数料を払って保険会社に運用してもらうのがいいのかもしれませんが、私なら間違いなく自分でやります。
教訓
金融商品は金融機関に勧められて買うものではなく、自分で探して買うものです。
最近問題のかんぽ生命についても構図は全く同じで、局員の勧めるものをよく吟味せずに買ってしまったことが原因の一つになっています。
「解約した場合、これまで振り込んできたものが無駄になってしまう…」
と思うのは非常によくわかります。
実際に私もそうでした。
しかし、サンクコストにとらわれずに、トータルで見て一番良くなる結果を選ぶべきです。
私の場合、解約しても良質なETFに振り向ければ同じような効果が得られると思ったので、元本割れした部分は手切れ金あるいは自分の知識不足による授業料だったと思うようにしています。
以降、このような商品を掴まないためにも、勉強を継続して金融リテラシーを身に付けなければいけないと強く思いました。
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