準富裕層 金融資産5000万円家計の生活
2021年11月に純資産5,000万円を超えました.野村総合研究所による分類では,純資産額が5,000万円以上の世帯は準富裕層と呼ばれ,,2019年の推計では約342万世帯で全体の約6.3%です.その上には1億円以上の富裕層と5億円以上の超富裕層がそれぞれ割合は2.3%と0.2%なので,準富裕層であれば日本の上位10%以内の純資産保有世帯となります.
5,000万円という区切りには何の意味もありませんが,お金を増やす上で実践してきたこと,逆にしなかったこと,これからも変わらず続けていくことを振り返るいい機会だと思い書きました.
- 複利効果で富は加速する.お金は指数関数的に増える
- どれだけ資産が増えても身の丈にあった生活をする
- 有利な制度は自分から情報を取りに行って活用する.行政は頼ってはダメ
- 借金は複利を敵に回す行為,どんなに少額でも避けるべき.キャッシュで買えないものは分不相応という意識を持つ
富は加速する
5,000万円を目指す中で富は加速するのを実感しました.純資産1,000万円から3,000万円にするには6年3ヶ月かかり,それも考慮して5,000万円の目標時期を2023年末にしていましたが,冒頭書いたように2021年11月に純資産5,000万円を超え,それまでにかかった期間は2年6ヶ月でした.増えた金額は同じ2,000万円ですが半分以下の期間で達成しました.
一番大きいのは複利効果です.これまでの累計配当は税引き後で200万円を超え,その全てを再投資してきましたが,まるで雪玉をゴロゴロ転がして大きな雪玉を作るように,資産が成長して行きました.アインシュタインも複利効果の大きさに驚いたという逸話がありますが,もし計算したことがない人はぜひ計算してみてください.最初は指数関数的に増えていく複利効果の大きさに信じられないかもしれませんが,これが本当に実現できたらとワクワクしてくると思います.
生活費を抑えて投資に回す
身の丈に合った生活をしてきたことで,比較的早い段階で純資産5,000万円に到達できました.
首都圏の3LDKですが,郊外なので家賃はリーズナブルです.車は国産車で,税金や車検費用はありますが,家族四人が電車や新幹線で移動することを考えると車は充分活用できています.
ボーナスで大きな買い物もしないし,ボーナスを補填しなければいけないローンもないので,ボーナスは全額投資です.
これらを実践して年間の貯蓄率は50%近くになりますが,この生活スタイルが完全に習慣になっています.我慢やストレスのない範囲で生活費を抑えて浮いた分は投資に回す,これが純資産5,000万円超えの大きな要因です.
制度を有効活用する
有利な制度は最大限利用します.行政は有利な制度を積極的に開示しないので,自分でアンテナを高くして取りに行くしかありません.
我が家は四人家族ですが,全員がNISA口座を開設して毎年それぞれの枠を使い切っています.ふるさと納税も限度ギリギリまで活用して住民税負担を軽くして,肉やお米をもらっています.おかげで米はここ数年買っていません.
ふるさと納税の寄付金控除と米国株の外国税額控除を利用するため,毎年確定申告をして払いすぎた税金を取り返しています.
私の勤める会社はiDecoを認めていませんが,制度改定で利用可能になった際はiDecoも上限まで拠出して税負担をさらに抑えるつもりです.
借金をしない
複利を敵に回すことになるので,住宅ローンを始めとしたローンは一切組みません.「超低金利なので住宅ローンを組まないと損」と言う人もいますが,どんなにわずかでも複利を敵にすればそれだけ経済的自由が遠のきます.
また住宅に限らずですが,私はキャッシュで買えないものは自分にとって分不相応なものと思っています.なので,百万円近くする家具,大型家電,車などの大きな買い物も全てキャッシュで買いました.将来家を買うかはわかりませんが,その時も現金一括で買って無借金家計はずっと維持するつもりです.
お金が増えると,お金にポジティブになる
お金に対するマインドがポジティブになりました.昔なら「1億円なんてとても無理」と思っていましたが,今では「2030年までに1億円を貯める」という目標を持ってますし,きっと達成できると思っています.
また,「もったいないからこれは買わない」ということが少なくなり,いい食材や長く使える質のいい家具など,価値のあるものにはしっかりとお金を使うようになりました.お金は人生をより良くするための手段なので,人生をより良くしてくれるものには喜んでお金を使います.
これからも変わらないこと
どんなに資産が増えても,身の丈にあった生活を続けます.価値あるものにはお金を払うことは惜しまみませんが,不要な支出はしません.自己顕示欲のためにインスタグラムで映える写真を撮ってアップとか,私の価値観からは程遠いです.
また,どんな状況でも投資も継続します.これから子どもの教育費用がどんどんかかりますが,その中でも,一定額以上の投資を続けていきます.
最後に 今後の目標
2030年までに純資産1億円が目標です.2030年だと私は40代半ば,二人の子どもはそれぞれ大学生と高校生ですので,教育費用の終わりも見え始める時期に1億円貯めていればその後の人生の選択肢は格段に増えます.
1億円なんて,昔なら夢のまた夢でしたが,今ではきっと辿り着けるとポジティブに捉えています.エレベーターに落ちていた1セントコインを拾ってバフェットが「次の1億ドルへの第一歩だ」と言ったという逸話がありますが,1億円に辿り着くためのプロセスをとても楽しんでいます.
では,また.
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