配当金生活に向けて僕がやってきたこと

2019年6月23日配当

 

配当をもらいたい,あるいは増やしたいとは誰もが思うところです.私も,配当で生活費を賄えるようにしてゆくゆくはセミリタイアできれば,と淡い期待を抱いています.セミリタイアとまでは行かなくても,配当で生活費の一部が賄えれば家計の助けになると思う人は多いはずです.

しかし,配当目当ての投資を始めたいけど何からやれば良いのかわからないという人も多いと思いますので,配当について私が

  • 何をやって配当を増やしてきたか
  • どれだけ増えてきたか
  • 今後どうしていくのか

ということについてこの記事で書いてみます.この記事が,皆さんの投資の一歩になればと思います.

何をやって配当を増やしてきたか

私は投資歴約10年で,その間に株価の上下は色々ありましたが,配当は順調に増やしてきました.でも,何か特別なことをしていたかというとそんなことはなく,私がやってきたのは

  • 出来るだけ多く貯蓄し,それを投資し続けること
  • 投資の際は自分の基準をしっかり持つこと

の2つです.

1つ目,続けるというのがポイントで,投資は参加し続けることが大切です.相場が急落したので狼狽売りして「やっぱり株は怖い,もうやらない」とか,買った株がちょっと値上がりしたのでそれに満足してすぐに売ってしまう,ということはしません.

貯蓄した分を継続的に投資する,というのが私のスタイルです.市場環境が加熱し過ぎの場合は投資を見送ることもありましたが,出来るだけコンスタントに投資をするように心がけてきました.

 

2つ目,私の投資スタイルは長期投資で,購入する銘柄とは長い付き合いになるので,銘柄選定が大切になります.買った時のシナリオと違う方向に向かったために途中で売却した銘柄もありますが,基本的には最低でも10年は保有する前提で株を買っています.例えば,投資を始めてから初期に買ったJNJやPGは既に8年以上保有しており,その後も買い増しを続けています.

私は銘柄選定ではバフェットの投資基準を大切にしています.バフェットの投資基準は色々な本で書かれているので,詳しく知りたい方はそれらを参考にしてもらいたいのですが,私が重視しているのは

  • 強いブランドを持つ企業
  • 買い続けなければならない商品・サービス
  • 高い利益率
  • 健全な財務

です.この基準で銘柄を選んできましたが,これまで幸いにも大きな失敗をせずに投資に参加し続けることが出来ています.

 

どれだけ配当が増えてきたか

下のグラフは,2012年からのドルの年間配当額の推移です.2017年に銘柄を売却したために少し減少していますが,長期的には増加していることがわかると思います.

2019年は6月現在までの数字なので,年間ではちょうどこの倍くらいになりそうです.そうなれば,2019年も昨年より増えるという良い結果になります.

 

ここ数年,配当を順調に増やしてきましたが,そうなると働くことに対する意識も変わってきます.具体的には,配当が定期的に入ってくることで心理的余裕が生まれました.

嫌いな上司にゴマすりしたり,飲ミュニケーションをする意識なんてなくなりましたし,出世して会社に色々と吸い取られて疲弊していくよりも,自分の好きな事をし続けて行きたいと思うようになりました.

大学を卒業したばかりの頃は企業でずっと勤め上げるという意識でいましたが,今はそういう意識はかなり薄れました.私には家族もいるのでこの配当をバックに仕事を辞めるなんてことはできませんが,それでもストック収入という形でいくばくかの配当が入ってくるというのはとても心強いです.

 

配当で家賃の○ヶ月分を賄ってるのかぁ,とか水道光熱費は全て配当で賄えているのかぁ,なんて思うと結構しみじみ来ます(笑)

 

今後どうしていきたいか

年間の配当収入もそれなりの金額になってきており,これらも全部再投資に回してこれまで以上に配当を増やしていきたいと思っています.金融庁の報告書の件で政府が火消しに躍起になって「将来も年金が老後の収入の柱であることは揺るがない」とか宣わってますが,私はこの国を全く信じていませんので,将来の収入の柱は配当にするんです,だから今からその種をしっかり蒔くんです.

政治に言いたいことは,何もしなくていいから,余計なことをしないでくれ,健全な経済活動の邪魔をしないでくれ,それだけです.政治家なんて不要です.

 

これからも投資を継続して配当を増やしていきますが,今後特に重点的に取り組みたいと思っていることは

  • 米国株へのシフト
  • セクターと銘柄の分散
  • 購入頻度を細分化

です.

 

まず米国株へのシフトですが,私はもう日本株に魅力を感じていない,というか愛想が尽きたのでよほど魅力的な個別株を見つけない限り,日本株への投資はしません.日銀主導による不健全な官製相場,そこから来る経営陣の怠慢,低い利益率,株主を蔑ろにする文化,どれを取っても米国株のほうが魅力的です.

私が日本株への投資をやめた記事についてはこちらを読んでみてください.

https://econ-blog.com/post-2133/

https://econ-blog.com/post-2149/

 

2つ目のセクターと銘柄の分散ですが,私は今,米国株はETFを除くとJNJ, PG, KO, NKE, MMMの5銘柄を保有しており,セクターで言うとKOとPGが同じ生活必需品なので,4セクターです.

私は,これではまだ分散が不十分だと思っており,理想では銘柄は10~12,セクターも8以上に分散させたいと思っているので,新規銘柄の財務分析を怠らずに投資機会を伺いたいと思っています.難しいのは,既存銘柄も引き続き魅力的な銘柄が多いため,新規投資と追加投資の間で葛藤することが多いです.

 

最後の購入頻度については,今がだいたい3ヶ月に1回の購入なのですが,できればこれを毎月購入位に時間も分散させたいと思っています.

今はキャッシュが積み上がっているので毎月購入に切り替えられますが,その弾がなくなっても定期的に毎月購入できるように,毎日積み立てているドル預金の金額を増やして月1の投資でも行けるようにしようかと考えています.

 

配当生活は長い道のりですが,一歩一歩,ゆっくりでも着実に進んでいきます.

Grow rich slowly but steadily.

 


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Posted by Econ