Jackery ポータブル電源とソーラーパネルで電気代節約に挑む

2023年7月12日節約

毎日暑くてたまらないですね.

私は岩手県の盛岡に数年間住んでいたこともあり,多少の寒さなら全然平気で,東京の気候なら冬でもほぼ暖房なしで過ごせますが,夏はムリです.

もう7月になってからはクーラーを付ける毎日です.

しかしそうなると気になるのは夏の電気代で,私の住む首都圏では東京電力が値上げしたのでなおさらです.

そこで,少しでも電気代の値上がりに対抗すべく,ポータブルソーラーパネルとポータブル電源を買ったのでレポートいたします.

Jackery ポータブル電源とソーラーパネル

Jackery ポータブル電源とソーラーパネル
Image by Jackery Power Station from Unsplash

今回買ったのはJackeryというアメリカの企業の製品で,私はキャンプをやらないので知らなかったのですが,その界隈の人達からすると,キャンプや車中泊にJackeryのポータブルソーラーパネルとポータブル電源のセットは定番のようです.

今回私が買ったのはポータブル電源1500 Proとソーラーパネル(Solarsaga 200W)のセットで,本来だと27万円するのですが,私が買ったときはセールをやっていて,19万円ほどで買えました(残念ながら,このセールは既に終了しています).

Jackery ポータブル電源の使い方

Jackery ポータブル電源の使い方
Image by Jackery Power Station from Unsplash

ポータブル電源1500 Proはソーラーパネルとつないで充電が可能になっていて,200Wのパネルで満充電にするには11時間かかるとのことです.

我家のベランダは日当たりがいいので,天気がいい日なら2日間あればほぼ満充電できそうです.

満充電できたらそれをスマホやタブレットやPCの充電に使ったり,今の季節は扇風機に使って少しでも使用電力量を減らそうというプランです.

もちろん災害時の非常用電源としても使えて,ソーラーパネルで発電できてそれを蓄電できるので,災害時の電力供給の懸念はぐっと減りました.

費用対効果のシミュレーション

費用対効果のシミュレーション
Image by stevepb from Pixabay

安い買い物ではないのでもちろん事前に費用対効果のシミュレーションをしました.

1500 Proは放電・充電を2000サイクル繰り返しても初期容量の70%を維持できる設計になっています.

100%と70%の間を取って,最初の2000サイクルは容量1.5kWhの85%で計算すると,ポータブル電源で供給できる電力量は

1.5kWh × 85% × 2000回 = 2550kWh

となります.

もちろん,2000サイクルを超えても使い倒すつもりなので,以降は60%のパフォーマンスで2000サイクル使うとすると

1.5kWh × 60% × 2000回 = 1800kWh

ソーラーパネルで発電して電源で使う期待電力量は4350kWhとなりました.

私は東電の供給エリアで電力量単価は36.5円/kWhです(4人家族なので,1ヶ月の使用量を120kWhに抑えるのは不可能なので,第2段階の料金を使っています).

さらに馬鹿にならないのがこれに追加される燃料調整費と再エネ賦課金です.

燃料調整費は値上げ後から基準が改められて,今のところ7円/kWhの補助がなくてもマイナスですが,いつプラスになるかはわかりません.

また,再エネ賦課金は今年値下げされて1.5円/kWhですが,基本的には値上がりしていくと見ておいた方がいいでしょう.

電力量単価と燃料調整費と再エネ賦課金の合計を40円/kWhと仮定すると,ポータブル電源のおかげで

40円/kWh × 4350 kWh = 174,000円

が節約できるという結果です.

仮にもっと値上がりして45円/kWhとすると,195,750円で購入金額とほぼ同じになります.

日常使いだけでなく,災害時の非常用バックアップ電源として使えて,ソーラーパネルとの組み合わせで災害時でも電源供給のリスクが大幅に減るのを考えると,十分に費用を払う価値はあると考えました.


以上が今回買ったJackeryのソーラーパネルとポータブル電源についてです.

まだ手元には届いていませんが,届いたら早速使ってみて実際に使っての感想も別途レポートするつもりです.


では,また.

Posted by Econ