投資に王道なし たった一つの式で経済的自由に必要な期間がわかる

京都源光庵の迷い窓と悟りの窓
SONY DSC

2020年4月15日家計

 

配当や利子,不動産収入といった不労所得だけで経済的自由を得る,誰もが一度は憧れると思います.

でも,残念ながら投資で経済的自由を得るには想像するよりも長い時間が必要です.

 

スポンサーリンク

経済的自由に必要な期間

  1. 一ヶ月の生活費
  2. 年間投資額
  3. 税引き後配当利回り

の3つが分かれば,下式で,投資を通じて経済的自由を得るのに必要なだいたいの期間*がわかります.

* 厳密には投資の複利効果やインフレの影響を考慮する必要がありますが,話が複雑なので除外します.

(経済的自由に必要な期間(FIRE*期間) = frac{一ヶ月の生活費 * 12}{年間投資額}*税引き後配当利回り)

* FIRE: Financially Independent Retire Early

スポンサーリンク

実際の計算

金融広報中央委員の『家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)』では,二人以上世帯の一ヶ月の必要生活費が平均27万円なのでこれを使います.

年間投資額は,とりあえず年間120万円(=10万円/月)とします.

また,税引き後配当利回りは2%(=税引前配当利回り約2.5%)と置いてみます.

この前提だと,FIRE期間 = 135年!?となり,経済的自由は実現できそうもありません…

 

ただ,ここで「なんだ,投資しても無駄じゃん.しかも投資は元本割れするかもしれないし,投資なんてしないほうがいいのかも」と思うにはちょっと早いです.

上の式で配当利回りは自分でコントロールできませんが,月間生活費は自分でコントロール*ができますし,月間生活費を減らせれば,その分を年間投資額に回せます

* 配当利回りも,高配当株を中心に投資をすればもっと高めることができますが,減配や無配のリスクは自分でコントロールできないので,ここは保守的に見ておくの良いです.

 

仮に生活費を5万円減の22万円にして,その分を投資に回し年間投資額を180万円とすると,まだまだ現実的な数字ではありませんが,FIRE期間は135年から73年にまで減ります

 

因みに,私は子どもが独立したら生活費は20万円あれば十分だと思っていますし,今の年間投資金額はだいたい400万円です.

これだとFIRE期間は30年で,だいぶ現実的な数字になりましたが,それでもやっぱ30年は必要です.

やっぱり投資に王道なしで,コツコツと愚直に投資するしかないというのがわかります.

(ただ,投資の一部を一獲千金狙いのような高リスク投資に向けるのはありだと思います)

 

スポンサーリンク

大事なのは生活費を抑えること

上で見たように,生活費を減らすとFIRE期間を減らすことができます

要はミニマリストになるということですが,それを早いうちからやっていくというのが大事になります.

というのも,人間は一度高い生活水準を経験すると,それを下げることに強い苦痛を感じる*と言われており,例えば,経済的理由で

  • 住居のグレードを落とす
  • 子どもの習い事を減らす
  • 食材や日用品のグレードを落とす

ということにとても強い抵抗を感じるそうで,私も特に家と子どもの習い事はそうせぜるを得ない状況を想像するだけで気が滅入りそうになります.

しかし,私の場合は被服費を減らすのはあまり抵抗がないので,こういうところで早いうちから質素倹約に慣れておくことがFIREにはとても大切だと思います.

まあ,みんながミニマリストになってしまうと経済が回らなくなってしまうので,ほどほどのミニマリストが望ましいんですけどね.

* これが行動に現れたものがラチェット効果: 可処分所得が減少しても,貯蓄を取り崩すなどして,消費者がそれまでの消費水準をしばらくの間維持しようとすること.

 

それでは,また.


人気ブログランキング
最後まで読んで下さりありがとうございます.

面白かったらフォローしてもらえると励みになります.

スポンサーリンク

Posted by Econ