ベスト投資本!これ以上の投資本にはもう会えない
12年以上の投資経験の中で,これまで100冊以上の投資本を読んできましたが,ハワード・マークスの『投資で一番大切な20の教え』(以下,『20の教え』)は間違いなくベスト3に入ります.
いや,もしかしたらこの本がベストかもしれません.
この本は全ての長期投資家にとって必読書だと自信を持っておすすめできます.
リスク・マネジメント
どんな状況でもマーケットに参加し続けるためにハワード・マークスが何よりも重視しているのはリスクマネジメントです.
投資をしているとどうしてもリターンに目が行きがちですが,正しくリスクを管理して,投資の時間を長くすることの大切さが書かれています.
2020から21年のブルマーケットでは,レバナス民と呼ばれる投資家がSNSでかなり勢いづいていて,運用資産の全てをレバナスに突っ込んでいるという投資家もいましたが,今では,レバナスという単語を目にする回数も激減しました.
おそらく,リスク・マネジメントを間違ったのでしょう.
同じリスクでより高いリターンを得るより,同じリターンでより低いリスクでポートフォリオをマネージするほうが優れている
というのを最初に読んだ時は私にとってパラダイムシフトでした.
まとめ
『20の教え』の紹介でした.
この本は初心者には難しく,ハウツーが載っているわけではないので手軽に読みたいという人には向きません.
しかし,投資で資産を築こうと決めた人は必読です.
この本をしっかり読んで行動指針にすれば厳しい投資環境でも生き残れますし,そしてそれこそが投資で一番大切なことです.
新しい投資本がどんどん平積みされていますが,そういう本を読むならこの本を繰り返し読む方が100倍いいと断言できます.
ずっとそばに置いておきたい投資本です.
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