投資は銘柄のキャラクターを決めるとやりやすくなる
先日,こんなツイートをしました.
FFやドラクエでは
- 物理攻撃が得意なキャラ
- 魔法攻撃が得意なキャラ
- サポートが得意なキャラ
がいて,それをうまく組み合わせて戦略を練ってゲームが進めるのが好きでしたが,投資もそれと似ていて,ポートフォリオの中で銘柄ごとのキャラクターを決めると資産運用がやりやすくなるというお話です.
- ポートフォリオの中で銘柄ごとのキャラクターをクリアにして,それぞれの扱い・役割を決めてあげる
- 役割が決まっていれば,その銘柄が期待に沿ったパフォーマンスを出しているか,狙った通りの資産運用ができているかを判断しやすくなる
- 役割は不変ではなく,時間とともに変わっていく
- 筆者は1)配当狙い 2)キャピタル狙い 3)バランス銘柄 の3グループに分類して,それぞれの役割を決めている
銘柄ごとのキャラクターを決める
私は,保有銘柄を
- 配当狙いの銘柄
- キャピタル狙いの銘柄
- バランス銘柄
の3つのグループに分けていて,それぞれのグループにキャラクターを持たせています.
私の保有銘柄でどんなものがあるのかを一部載せてみました.
カテゴリー | 銘柄 |
---|---|
配当狙い | P&G(PG), ベライゾン(VZ), 債券ETF(BND), 高配当ETF(VYM) |
キャピタル狙い | ナイキ(NKE), ビザ(V), マイクロソフト(MSFT), ナスダックETF(QQQ) |
バランス | 米国株ETF(VTI), ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) |
グループごとにキャラクターが違うので,ポートフォリオの中での役割も違っていて,
- 配当狙い:インカム狙いなので,多少株価が下落しても保有を続ける
- キャピタル狙い:配当狙いの銘柄よりも厳しめの損切りラインを設定する
- バランス:配当とキャピタルの中間で,両方をマイルドに狙う
と決めています.
グループごとに役割を持たせれば,たとえば株価が下落した時に,配当狙いならホールド,キャピタル狙いなら損切りといった,個別の対応も可能になってきます.
キャラクターは変わる
どのグループに属するかは,時間の経過とともに変わっていきます.
しかし,一般的に米国株には増配のインセンティブが働く(米国では株主還元できない経営者は無能のレッテルを貼られて退場させられるのが一般的です)ので,時間が経つにつれて配当狙いグループに移行していく銘柄が多いのかなと思います.
たとえば,ナイキ株は今年で保有6年目で,購入単価で見た配当利回りは2.3%です.
購入した年の配当利回りは1.3%でしたが,毎年順調に増配してくれたおかげで,6年間で配当利回りは倍近くになりました.
今後もこれが続くかはもちろんわかりませんが,これが続けば,数年後にはナイキもキャピタル狙い銘柄から配当狙い銘柄に変更するかもしれません.
このトレンドは私の保有銘柄の90%以上に当てはまっているので,米国株では増配期待はある程度織り込んでいいと思います.
まとめ
ポートフォリオの中で銘柄ごとのキャラクターをクリアにしてあげれば,その銘柄が期待に沿ったパフォーマンスを出しているか,狙った通りの資産運用ができているかを判断しやすくなります.
それに,銘柄ごとにキャラクターを決めてあげるとなんだか愛着も湧いてきて,ポートフォリオの中で長い時間かけて成長していく様子を見るのが楽しくなるかもしれません.
お気に入りのキャラクターを見つかるといいですね.
では,また.
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