2ヶ月連続の資産減少 資産目標到達に黄色信号【2023年10月】
10月はまだ3日残っていますが,11月の頭は旅行に行ってタイムリーにアップする暇がなさそうなので,10月最後の週末ということもあって資産状況をアップしたいと思います.
2023年10月 資産状況
10月末の資産は前月から0.5ポイント減り,今年に入って8連騰で伸びていた資産もここ2ヶ月は足踏み状態です.
今年もあと2ヶ月ですが,今年の目標資産に対する進捗率は94%で,あと2ヶ月で6%を埋めるのは難しく赤に限りなく近い黄色信号が点灯しています.
ここから市況が回復して株の含み益が拡大すれば目標資産は達成できそうですが,
- アメリカのインフレがしぶとくてパウエル議長はまだまだ金利の手綱を緩める気がない
- 米国の個人消費に陰りが見られる
といった点から期待薄というのが私の見立てです.
一点目について,パウエル議長は直近で利上げを示唆する発言はしていない一方で,今の金利水準が最高地点だという認識は否定し,必要に応じてまだ利上げをする準備があることはちょくちょく発信して市場を牽制してます.
これまでマーケットの期待に反してタカ派姿勢を貫いてきたパウエル議長なので,おそらく必要であれば躊躇なく利上げをするでしょうし,マーケットが期待していたような2023年末から2024年初めで利下げに転じるというストーリーはおそらく全く考えていないと思います.
これは個人的な意見ですが,FRB議長のハト派かタカ派というのは結構顔に現れるもんだなと思っていて,パウエル議長がタカ派というのはその険しい顔付きを見れば納得しますし,顔つきの柔らかいバーナンキ元議長やイエレン元議長がパウエル議長よりもハト派よりなのは面白いなと思っています.
二点目の米国の個人消費はミシガン大学消費者信頼感指数が8月,9月と2ヶ月連続で低下していて,まだ速報値ですが10月も低下が予想されています.
長引くインフレの影響が米国の個人消費に影響して消費者心理が盛り上がっていませんが,個人消費は米国GDPの7割を占めるので,ここが盛り上がらなければGDPの成長が難しく,そうなれば株価の値上がりも期待できません.
ということで年末に向けてマーケットにあまり明るい話題はないというのが私の見立てで,そうなると当初目標にしていた資産額への到達は難しそうですが,どこまで近づけるか,しっかり見届けたいと思います.
2023年10月 アセットアロケーション
前月と比べて,アセットアロケーションに大きな変化はありません.
と言うのも,詳しくは次の投資状況セクションで書きますが,10月の投資金額はとうとう10万円を切り投資がスローダウンしているからです.
つみたてNISAとジュニアNISAの今年の投資枠は使い切るつもりですが,特にジュニアNISAでの米国ETF投資は,ここまで円安が進むとドルを買う気にもならず,できるだけ配当のドル入金を使ってドルで直接購入したいと思っています.
なので,ドル配当が入金された時に都度買って,足りない分を期限ギリギリの年末にまとめて投資しようという算段です.
さて,一ヶ月ごとに見ているとアセットアロケーションの変化はあまり感じませんが,もう少し時間軸を伸ばして俯瞰してみると少しずつでも着実にバランス化が進んでいます.
私のアセットアロケーションの課題は米国株に偏りすぎていることで,これをバランス化させることが2023年の運用方針でしたが,下の円グラフを見ればそれが少しずつでも進んでいるのがわかります.
年初には50%を超えていた米国株は10月末時点では約4ポイント減って50%を切り,その分が新興国株や世界株などに振り向けられてより分散投資が進んだのはいい点です.
元々少なかったという点もありますが,特に債券の割合は年初から2倍のポーションを占めるようになり,金利上昇局面の最近では利子の支払いの恩恵を感じます.
来年から始まる新NISAでも,米国株に振り向ける以上に全世界株や新興国株に振り向ける計画なので,一年後にはもっとバランスの取れた円グラフができるのを期待しています.
2023年10月 投資状況
上のアセットアロケーションのセクションでも少し触れましたが,10月の投資は6万円と今年始めて10万円を切りました.
7月から1ヶ月ごとにほぼ3円ずつ円安になっていき,それに伴ってドル転する意欲も失せて7月から徐々にスローダウンした投資ですが,10月は
- つみたてNISAでの投資
- 手元にあるドル資金を一部インデックスETFへ投資
だけに留めました.
一ヶ月の投資が10万円を切ったのは本当に久しぶりで,前回がいつ頃だったのか思い出せなかったのでデータを振り返ってみたところ,前回10万円を切ったのは2019年4月で4年半も前でした.
コロナが流行する更に前なのでそりゃ思い出せなくて当然です.
今年の残りのNISA枠を使い切るために11月,12月はもう少し投資すると思いますが,それでも年間の累計投資は2022年の半分以下にとどまるのは確実です.
まぁ,来年から始まる新NISAに備えて「休むも相場」ですね.
では,また.
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