資本家側に近づくということ ポートフォリオ収益の威力を実感【2024年5月】
6月になったので,早速5月の資産チェックをやっていきます.
資産額から得た2つの考察
2024年5月のポートフォリオは
- 前月比:+2.4%
- 年初比:+17.5%
- 前年同月比:+33.2%
で過去最高を更新し,今年になってから5連騰です.
最近は資産の成長スピードが早まっているのですが,そこで感じているのは
- 円以外への分散投資の重要性
- r(資本収益率) > g(経済成長率)
の2つです.
日本にいながら円は資産の脇役
分散投資は投資の鉄則ですが,私は分散投資を株式の銘柄選定だけでなく,
- アセットクラス
- セクター
- 通貨
- 国
- 時間 etc.
と長い時間をかけてポートフォリオを幅広く分散してきた結果,資産に占める純粋な円資産の割合は15%にすぎず,仮にドル円相場が1円動いただけで資産はざっくり100万円以上変動します.
投資を始めた時は1,000円の変動にもビクビクしていましたが,もはや100万円程度の変動ではそこまで狼狽えることはないですし,そもそも資産をチェックするのもこの通り月に1回です.
「弱い円」というワードを頻繁に聞くようになりましたが,円に偏ったポートフォリオを組んでいたら間違いなく今のスピードでは資産成長していなかったでしょう.
結果論ですが,円に資産を集中させなかったのはいい判断だったと思いますし,これからも私のポートフォリオで円がメインになることはありません.
資本収益率の成長効率性
先日書いた記事でもトマ・ピケティの r > g について書きましたが,最近は本当に r > g を実感しています.
資産収益 = 資産額 × 資本収益率(r)
なので,資産の成長に伴って資産収益は本当に無視できないくらい大きくなり,まだまだ規模は零細ですが,これが資本家側に近づくということなのか,と資本家側の世界を垣間見た気がします.
実際,この半年の資産増加額は手取り年収を超えてしまい,10年以上かけてやってきた投資が開花しつつあることには感謝ですが,労働の非効率さも覚える複雑な気分です.
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アセットアロケーション
ポートフォリオの規模が大きくなってきたので,アセットアロケーションが1ヶ月で大きく変わることは少ないですが,今月は現預金比率が9.2%で,とうとう10%を切りました.
日々の支払いに対応するための流動性は十分確保できていますが,ショック相場が来た時に十分な量で買いに動くにはちょっと心もとない流動性になってきました.
ドル建てMMFが積み上がっているので,それを取り崩せば十分な流動性を確保できますが,税引前で5%近いインカムゲインをもたらすドル建てMMFを取り崩して投資資金に充てるのはもったいないので,できれば取り崩しは避けたいので,日々是貯蓄,で少しずつ現金での流動性を強化していくつもりです.
また,ドル高で米国株のポーションも思ったように下がりませんが,個別株・インデックス含めて売却は全く考えていないので,こちらもゆっくりと取り組んで今年中には45%くらいにまで落としてアセットアロケーションのバランス化を図りたいと思います.
では,また.
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