純金積立の手数料の抑え方【三菱マテリアル】
インフレ対策として注目される実物資産ですが,実物資産の代表といえば不動産や金・銀・プラチナなどの貴金属です.
純金積立は少額から始められる一方で手数料が高いというデメリットがありますが,仕組みを上手く使えば手数料を抑えられます.
- 純金積立にかかる手数料は主に積立手数料と年会費,バーチャージの3つ
- 積立手数料と年会費は抑えられる
- バーチャージはどうしてもかかるが,地金の取得費用に含めることができるので,その分の売却時の利益を圧縮できる
純金積立の手数料の抑え方【三菱マテリアル】
純金積立にかかる手数料は
- 積立手数料
- 年会費
- バーチャージ(地金の時のみ)・配送料
で,このうち買付手数料と年会費は抑えることが可能です.
積立手数料の抑え方
三菱マテリアルで純金積立を行う時の購入単位と手数料です.
毎月積立購入 | |
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購入単位 | 3,000円以上 1,000円単位 |
買付手数料 | 月額積立購入金額の合計が 10,000円未満:3.1% 10,000円以上:2.6% |
- 毎月5,000円を積み立て:買付手数料 1 ,960円/年
- 毎月10,000円を積み立て:買付手数料 3 ,120円/年
- 毎月30,000円を積み立て:買付手数料 9 ,360円/年
となり,ローコストのインデックスファンドに投資をしている投資家からすると,ぶっちゃけかなり高いと感じるのではないでしょうか.
しかし,月間スポット注文で買付手数料をゼロにできます.
月間スポット注文とは申し込んだ金額の金・銀・プラチナを1ヶ月かけてドルコスト平均法で買い付けする方法ですが,これだと買付手数料は無料です.
振込手数料がかかりますが,ネット銀行を使えば余裕なはずです.
また,注文を出す頻度も月1回なのでグーグルカレンダーのリマインダーなどで忘れるのを防げます.
年会費の抑え方
三菱マテリアルの純金積立には年会費880円がかかりますが,年に一回郵送される残高報告書の郵送を停止すれば年会費はかかりません.
郵送を停止しても,残高報告書はマイーページで確認できるので全く問題ありせん.
バーチャージ
金貨に交換する時はチャージはかかりませんが,金・銀・プラチナの地金に変える時はバーチャージがかかります(ただし,金貨は加工することによるプレミアムが乗っかるので,グラム単価は地金より高くなります).
金 | プラチナ | 銀 |
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1kg, 500g :無料 100g :8,250円/本 20g, 10g :3,300円/本 5g :4,400円/本 | 1kg, 500g :無料 100g :11,000円/本 10g, 5g :3,300円/本 | 1kg :8,800円/本 100g :3,300円/本 |
残念ながらバーチャージを抑える方法はありません.
ただ,バーチャージは地金の取得費用に含めることができるので,その分,売却時の利益を圧縮できます.
純金積立の税金についてはこちらの記事をどうぞ.
また,ネットで引き出し申し込みをした時は配送手数料が一回につき1,650円かかりますが,三菱ゴールドショップで地金に交換した時は配送料がかかりません.
ここは電車賃との相談ですが,配送料は大した金額ではないので持ち歩くリスクを考えて私は配送しか使ったことがありませんが.
まとめ
手数料が高いというイメージの純金積立ですが,うまく制度を使えば手数料を抑えることができます.
バーチャージや金貨のプレミアムのように,どうしてもかかってしまう費用があり,ローコストのインデックスファンドなどに比べるとどうしてもコストはかかりますが,そこは現物を保持できるというメリットを享受するためのコストと割り切っています.
実際に金やプラチナを持つとずっしりと重みを感じるはずです.
では,また.
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