投資のモチベーションキープには理由付けが大事 お金の向こう側へ

投資

投資を始めたばかりの頃は前途洋々,やる気満々という投資家は多いと思いますが,それをキープするのは結構大変みたいです.

少し古い記事ですが,この日経記事によると投資信託の平均保有期間は約2.5年だそうです.

投資は複利効果を享受してこそですが,複利効果は10年,20年と長期投資を続けて始めて得られるもので,2, 3年では複利効果は得られません

私の例で恐縮ですが,私の投資で一番長いのは米国株のP&G(PG)で投資期間は約13年,リターンは300%を超えていてしかも時間の経過とともにリターンが加速,これこそが複利効果だと思っています.

私は10年以上投資を続けていますが,投資のモチベーションが途絶えたことがありません

その経験から,なぜ10年以上投資のモチベーションを維持でているのか書いてみました.

皆さんの投資モチベーションがキープされて複利効果を享受する手助けになれば幸いです.

何もしないと投資のモチベーションは維持できない

何もしないと投資のモチベーションは維持できない
Image by Valentino Funghi from Unsplash

投資は数十年続く長い旅路で,その中では2000年のITバブル崩壊,2008年のリーマン・ショック,2020年のコロナショックのように大きな下落局面が来ることもあります.

そんな時は特に投資のモチベーションをキープするのが大変で,投資が怖くなってやめてしまうのはムリのないことです.

また,投資には犠牲も伴います.

投資にお金を回せばその分だけ欲しい物を買うための余力が減り,ガマンが必要になる場面も出てきますし,そんな時に投資の理由が腹落ちしていないと,投資をやめる方向に心がなびきがちです.

では,どうすれば投資のモチベーションを維持できるのでしょうか.

投資のモチベーションキープには理由付けが必要

投資のモチベーションキープには理由付けが必要
Image by unitea from Pixabay

投資のモチベーションを維持するには「なぜ自分は投資をしているのか」というはっきりとした理由,そしてその理由を自分が納得していることが大切になってきます.

私が13年間,一度も投資をやめようと思ったことがないのは,私の最終目標は経済的に自立することで,そして投資はそのために有効な手段だと信じているからです.

よく言われる老後不安というものは私にはあまりありません.

それよりも経済的に自立して

  • 欲しい物をキャッシュで買う(ローンは組まない)
  • 好きな時に好きな場所へ行ける
  • 思い立った時に自由に行動ができる
  • 自分の考えを自由に表現できる

人生を送りたいと思っていて,投資がそこにたどり着くサポートをしてくれていると信じています.

投資で人生の究極のゴールにたどり着いた時の人生をイメージするとポジティブな気持ちになり,これが私の投資の原動力になっています.

投資を続ける理由は人それぞれでいい

投資を続ける理由は人それぞれでいい
Image by Simon from Pixabay

私が投資をする理由を紹介しましたが,投資の理由は人それぞれでOKです.

格好つけて高尚な理由にしたり,美辞麗句を並び立てる必要はありませんし,むしろそうやって無理したり自分に嘘をついた理由では続きません.

誰に見せたり発表するものでもないので,他人が引いてしまうような内容でも自分の気持に正直になったほうがモチベーション維持には役に立ちます(ただし,例えばステータス誇示やマウンティングのための見栄消費をするため,という理由はさすがに健全ではないと思いますが).


これから投資を始めようとする人や投資を始めたばかりの人はもちろん,投資経験はそれなりになるけど,自分が投資をしている理由を考えたことがなかったという人は,一度立ち止まって「なぜ自分は投資をするのか」をはっきりさせておくと,これからの長い投資人生の中で迷いが生じた時にコンパスのように道を示し続けてくれます


では,また.

Posted by Econ