30代で準富裕層になるには?普通のサラリーマンでもなれた3つの理由
私は30代前半でアッパーマス層(純金融資産3000万円以上)になり,そこから2.5年で準富裕層,時間的余裕を持って30代で準富裕層(純金融資産5000万円以上)に到達しました.
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5000万円というと,日本人の平均給与が約450万円で手取り約8割とすると360万円,そのうち20%を貯蓄に回すと年間で72万円貯められるので,純粋に貯蓄だけで目指すと約70年かかる計算で,30代で準富裕層に到達するのはそんなに簡単でないことがわかります.
実際,30代で準富裕層というのは割合的にどれくらいなのか?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](2022年)」によると30代で資産3000万円以上を保有しているのは2.8%です.
この調査は一番上のレンジが3000万円以上なので5000万円以上保有の準富裕層世帯の割合をこの調査から直接知ることはできませんが,アッパーマス層以上の世帯のうち約60%がアッパーマス層で残り40%が準富裕層以上なので,30代で準富裕層以上であれば同年代のトップ1%と概算できます(2.8% × 40%).
我が家は
- 結婚から10年以上一馬力
- 子どもは2人
- 給料は平均よりはが,年収2000万,3000万とかいうレベルではない
- マイカーも保有している
と30代で準富裕層になるための条件に全く合致していませんが,それでも30代で準富裕層に到達出来たのはたぶん人と違った考えを持って行動してきたからだと思っています.
この記事では,たぶん普通の人とは違う3つの行動を紹介しますので,資産形成を目指す人の参考になれば嬉しいです.
資産が増えても節制を心がける
30代で準富裕層に到達できた1つ目の理由,それはどんなに資産が増えても身の丈にあった節度ある生活を続けてきたことが大きいです.
給料が増えても住む家をグレードアップしたりしませんし,株を売って儲けが出てもブランド品を買ったり食事に行くこともありません,配当はこれまで1円も引き出したことがなく全て再投資にまわしています.
特に,承認欲求を満たすためにブランド品や高級レストランでの食事をSNSにアップしたり,ステータス誇示のために年会費の高いクレジットカードや高級車を保有する,こういう見栄のための消費は浪費の最たるもので絶対にしません.
たとえば,私はポルシェやGT-Rに乗ったことがありますが,確かに高級車はテンションが上ります.
エンジンスターターボタンを押した時のかっこいいエンジン音,ドアを閉める時の重厚感のある音,アクセルを踏み込めばわずか4秒で時速100kmに到達する加速力,本革のシフトレバーやシート,たしかにこれで港区を走っていたらお金持ちに見られること間違いありません.
こういう車は資産10億円くらいでもう人生アガリの人が乗るべきもので,資産を形成していこうという段階にある私には分不相応で,こういうものに手を出していたらお金に嫌われてお金が逃げていきます.
常に奢らず,謙虚に,足るを知る,これが30代で準富裕層に到達できた1つ目の理由です.
米国株投資
2つ目は投資,それも米国株中心です.
今は円安が進んでしまったので米国株投資は数年前に比べてだいぶハードルが上がって高嶺の花になりつつあるので,今から始めるのはいいタイミングではないかもしれませんが,米国株は私の資産に大きなプラスをもたらしています.
2011年の頭に米国株投資を始めましたが,当時はドル円が80円くらいで,そのレートでジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)とP&G(PG)を買うことができました.
この2つは今も私のポートフォリオで元気に活躍していて,値上がり益はもちろんですがそれ以上に配当をもたらしてくれていて,円高の時に買ったので円ベースで換算すれば配当利回りは10%を超えています.
ドル円レートが80円の時は資金力がなかったので,さすがにそのレートで沢山のドルを買うことは出来ませんでしたが,そこからずっと米国株投資を続けてきたので,今のレート水準よりはかなり円高の状態,おそらく平均すると110円台で調達出来ていると思います.
そのため,今ではドル円レートが2, 3円の円安に振れるだけで資産が100万円以上増えるようになり,私の資産に大きなプラスになっています.
円高になれば当然資産は減りますが,その時は米国株投資に必要なドルが安く調達できるので,どっちに転んでもいい状態です.
また,米国株からの配当のおかげでドルの水路が出来上がっているため,ドルで受け取りドルで投資ができる体制が整っているのは円安の今とても助かっています.
住宅ローンを組まない
私は奨学金で大学に通っていましたが,それが元で奨学金を借りていない友達に引け目を感じたり,惨めな気持ちになったという経験があり,軽いトラウマになっていて,もう二度とあんな思いはしたくないので借金はしない,つまり住宅ローンを組まないと決めていますし,カーローン,教育ローン含めていかなる借金もしません.
クレジットカードローンなんて論外です.
そもそも,住宅含めてキャッシュで買えないものは自分にとって分不相応なものなので,数十万円する大型家電,百万円以上する家具,数百万円する車などの大きな買い物も全てキャッシュ購入です.
そうした心理的な理由もありますが,実際的にな観点からすると,住宅ローンは投資家の最大の味方である複利を敵に回すことになるので,「超低金利なので住宅ローンを組めば所得税の還付でお得」とか「今のような低金利の時に借りてレバレッジを効かせた方がいい」と言う人もいますが,住宅ローンで複利効果を敵に回せばそれだけ資産形成に強い逆風が吹きます.
複利効果は時間が経つほどその威力を増していき,その計算結果は人間の想像を凌駕するもので,それを敵に回すのではなく,味方につければ資産形成に追い風を吹きますし,実際に私は投資を始めて数年で少しずつ複利効果の開花を感じられるようになり,これが私を30代で準富裕層に連れて来てくれた立役者です.
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では,また.
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