ハイブリッド投資家になりつつあるのを実感する日々【2024年6月】

2024年7月13日資産資産状況

この記事を書いている日(7月12日)に日経平均株価は1,000円を超える値下がりで終えましたが,最近は日本株の勢いが強いですね.

まぁ,私はほとんど日本株を持っていないのであまり恩恵には授かれておらず,祭囃子が遠くに聞こえていますが.

さて,6月が終わり,2024年も早いもので折り返し地点を過ぎましたが,資産の成長具合を見ていきます.

資産額の推移

過去1年間の資産グラフ

6月は前月に比べて資産は2.5%増えて過去最高を更新し,また2024年の前半戦を振り返っても資産増減は負け無しの6連勝でした,投資の神様に感謝.


vs 1か月前vs 年初来vs 1年前
総資産2.5%20.3%28.7%
現預金-4.8%-23.5%-14.6%
株式3.6%27.4%34.3%
債券3.3%20%34.1%
貴金属1.4%26%35.8%
不動産45.2%303.8%NA
暗号資産3.4%64.6%108.6%
年初来と1年前との増減比較

上のテーブルは総資産だけでなくアセットカテゴリ毎の年初来と1年前と比較した場合の増減を表したものですが,現金以外の全てのアセットカテゴリで資産が増えています.

インフレの進む昨今,「現預金が減って他のアセットクラスが増えている」というのはインフレ対抗力がついている,と言えるので悪くない,むしろ良いことですが,後で述べるように,さすがにもう少し確保したほうが良さそうと思うようになり,現金積み上げプロジェクト始動させます.

アセットアロケーション

アセットアロケーションの考察に入る前に,今月からアセットクラスのカテゴリ分けを見直しました.

これまで,株式は日本株,米国株,世界株 etc.と細分化していましたが,以前の記事『オルカンは分けて考える!インデックスを分解してポートフォリオの課題を解く』でも書いたように,オルカンを世界株として括ってしまうと分散投資が出来ている錯覚に陥り,正しい投資状況を把握できなくなるので,

  • 株式はリージョン(国)によらず,株式としてカテゴライズ
  • その上で,インデックスETFや投資信託の投資割合に基づいて,リージョンやセクターを詳細に計算する

という方針に変更しました.

2つ目の計算については,専用のテーブルを作成して,Pytonプログラムで自動計算できるように仕掛中で,7月の資産チェックの記事までには実装させたいです.

現金と株式比率の考察:現金確保フェーズへ移行か

さて,では本題のアセット・アロケーションの内訳を見ていきましょう.

まず上でも少し触れましたが,現金比率は8.5%となりました.

インフレ下では現金を必要以上に保有するのは悪手なので,これはこれで悪くないのですが,ちょっと少なくなってきたので,しばらくは現金を確保するフェーズに移行しようと思っています.

というのも,仮に今,大きな下落が来て「投資のチャンスだ!」と判断したとしても,数百万円規模で投資をする流動性はなくせいぜい百万円程度,また株式比率が75%と圧倒的なので,アセットアロケーションのバランスを考えても流動性を犠牲にしてまで投資をしていく段階ではないかなと思っています.

ということで,

  • 毎月10万円のつみたて投資枠の活用は継続
  • それ以外の投資は少し抑える
  • 支出を最適化して貯蓄を最大化する

で現金を積み増して行くつもりです.

債券比率:今後も緩やかに増加

私の場合,債券のメインはドル建てのMMFになっています.

2023年からFRBが金利を上げ始めましたが,

  • その時からドル配当をドル建てMMFに移し続けたことでだいぶ積み上がってきた
  • 昨今ドル建てMMFは税引前で5%近い利回りが確保できる

のダブル効果でMMFの収益はかなり存在感を増してきました.

ドル配当をMMFに流す運用はしばらく続くと思うので,債券比率は今後も徐々に増えていくかと思いますが,米国の利下げで妙味が薄れたらドルに換金して投資の原資に充てる予定です.

貴金属:しばらくは横ばい

金をメインに,プラチナと銀にも投資をしています.

貴金属は総資産に占める割合は10%程度にしようと思っているので,今はちょうどいい塩梅ですので,今はあまり積極的に投資を考えていませんし,何よりも円安の影響で今の相場では特に金は食指が動きません.

プラチナはまだ多少の割安感が残っているので,スポットで買うかもしれませんが,それでも月に数万円レベルに留まりそうです.

不動産・暗号資産:スローペースで増やしていく

昨年から海外不動産のREITをつみたて投資し始めましたが,毎月の入金額があまり大きくないのでパーセントで見るとまだ0%です.

仮想通貨はビットコインの値上がりで大きく増えていますが,アセットのメインにはなり得ないので,価格っが魅力的になったらスポットで買いを入れていくつもりです.


以上,6月の資産チェックでした.

最後に:資産について最近思うこと

最近はお金についてある程度の目処がついた,と思えるようになりました.

上のグラフは,私が資産を記録し始めた2011年からの資産額推移ですが

  • 毎年順調に資産は増加
  • 2020年から増加スピードが速くなり
  • 特に2023年からは増加スピードが加速

しているのがわかりますし,2024年の半年間で既に年収以上に資産が増加しており,嬉しい反面,複雑な気持ちです.

また,税引き後の配当が10万円を超える月もあり,それを全て再投資に回しているので,投資の複利効果が指数関数的に大きくなっているのを実感しています.

企業で働く労働者でありながら資本家側に立つハイブリッド資本家になりつつありますが,だからと言って何かを大きく変えるつもりはありません.

勝手兜の緒を締めよ,を忘れずにこれからも仕事も資産運用も楽しみながら取り組んでいきますので,引き続きお付き合い下さると励みになります.


では,また.

Posted by Econ