子どもとのお金の話しから逃げない
「子どもとお金の話をしてますか?」
それぞれの家庭に教育方針があるので,子どもとはお金の話をしないと決めている家庭もあるでしょうが,我が家はかなりオープンに話しています.
- 給料はいくらか
- 家賃はいくらか
- 習い事にはいくらかかっているのか
- 家にお金(資産)はどれくらいあるのか
など,NGなしで話しています.
今日は子どもとお金の話しをしよう,というお話しです.
なぜ子どもとお金の話しをするのか
子どもとお金の話しをするのは,お金について考えるきっかけを持ってほしいからです.
子どもはお金の気にする必要はない,だから子どもとはお金の話しをしないという家庭もあると思います.
子どもはお金の心配をしなくていい,それはその通りですが,だからといって子どもとお金の話しをしなくていいということにはなりません.
普通の親なら子どもに正しい(真っ当な)お金の知識を持ってほしいと望むものです.
しかし,高校の家庭科でお金についての授業が始まるものの,日本では学校でお金について教えてもらう機会がないので,子どもがお金について考えるきっかけを親が積極的に作れば,子どものマネーリテラシーはきっと上がるはずです.
子どもとお金の話しをする時に気をつけていること
子どもにお金の不安を持たせない,お金についての責任感を負わせないようにしています.
「お金がないからお小遣いを減らさなければ…」
「家計が厳しいので習い事をやめてほしい」
など,ネガティブな気持ちになるお金の話題は我が家では絶対にしませんし,気持ちが暗くなるお金の話題ならしない方がよっぽどマシです.
子どもとお金の話しをする時は,楽しい話題をお金に関連付けるようにしていて,例えば
「食費は一ヶ月だいたい〇〇円だよ.ちょっと多いけど,毎日おいしいご飯を食べてるからね!」
「(食事をしながら)このダイニングテーブルは〇〇万円だったよ.高いけどこうやって美味しいご飯を楽しく食べられるからとてもいい買い物だったよ!」
「先月の娯楽費は〇〇円で,いつもの月より多かったね.あの時にカウンターで食べたお寿司屋さんはおいしかったね!」
「うちにはお金(資産)が〇〇円あるよ.借金はないから何も心配する必要はなし!」
など,ポジティブな気持ちになれて,しかもお金の感度が養える話題を選べば一石二鳥ですね.
隠し事をしない
子どもとお金の話しをしていると,時に質問されることがありますが,それにもしっかりと答えるようにしています.
例えば,我が家が賃貸だとは子どもも知っていて,周りには持ち家の友達が多いらしく
「うちはマイホーム買わないの?」
と聞かれたことがあります.
これには
「たしかにマイホームが買えたら素敵だけど,欲しい物すべてを買うことはできないんだよ.パパはマイホームに使うお金をもっと別のことに使いたいんだ.それに,住宅ローンは他人(銀行)のお金に頼った買い物で,ローンじゃなければ買えないというものは,分不相応なものなんだ」
と伝えました.
たしかに,時には「うっ…」と思う質問が来るときもあります.
しかし,それをはぐらかすのではなく,自分の考えを伝えるチャンスと捉えています.
機会を見つけて子どもとお金の話をする,これを継続すれば親子でマネーリテラシーは上がっていきます.
では,また.
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