経済的自立(FI)は他人を助けられる人間になるための手段
私はこれまで,経済的自立(FI: Financially Independent)を達成することが目的でした.
「お金に困らない人生を送りたいために経済的自立を達成する!」そう思ってました.
でも,自分が人生で何をしたいのかを考えた時,経済的自立は目的ではなく手段だと思うようになりました.
- 人間は,自分が満たされてはじめて周りの人を助けられる
- 経済的自立は,「周りの人を幸せにしたい」という思いを実現するための手段であり,目的ではないと気づいた
- まずは,自分とその家族が豊かになることを目指せばいい.自分が幸せになってから周りの人が幸せになるように働きかける,それでも全然遅くない
私が経済的自立を目指す理由
逆説的ですが,私が経済的自立を目指す理由は周りの人を助けられる人間,幸せにできる人間になるためです.
「自分の幸せを追うと同時に周りの人も幸せにすればいいじゃん」
「まずは周りの人を幸せにすれば,それが自分にも巡って来るんじゃないの?」
という意見もあると思いますが,私はまず自分が満たされてはじめて,周りの人を助けることが出来るようになると思います.
なので,経済的自立は「周りの人を幸せにしたい」という思いを実現するための手段です.
たとえば,腹が減っていたら他人を幸せにするどころか,イライラして他人も自分も不幸にしてしまうかもしれませんし,空腹時に食べ物を手に入れたら,他人へあげる余裕はなく,まず自分が食べるはずです.
お金に関しても同じことで,自分が経済的に自立していないと,自分の周りの人には幸せになってほしいという願いはどうしても上辺だけ,もっと言えば欺瞞になってしまいます.
心から周りの人の幸せを願ったり,実際にアクションをするためには,まず自分が経済的に自立してある程度の余裕やゆとりを持っていることが必要です.
経済的に余裕が出て変わったこと
私のケースを紹介します.
プロフィール記事でも書きましたが,私は学生時代に奨学金を負っていました.
奨学金と言えば聞こえはマイルドですが,立派な借金です.
周りに奨学金を借りている人は少なく,社会人としてスタートした時から借金を背負い,みんなからお金の面で2, 3歩遅れてスタートするという状況に卑屈になったり,奨学金を借りていない友人に嫉妬を感じたり,周りの人に幸せになってほしいと感じる余裕はこの時はありませんでした.
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社会人一年目で,奨学金を速攻完済して資産運用を開始,まだ自分のことで手一杯でしたがお金に関して卑屈感はなくなりました.
この時期から友人の結婚ラッシュで結婚式にたくさん出席しましたが,自分にも少し余裕がでてきたので,他の人の幸せを願えるようになりました.
そして30代の今,資産が順調に育ち,アッパーマス層から準富裕層へとステップアップすることで経済的な余裕やゆとりを感じるようになりました.
まだまだ経済的自立への道半ばですが,家計,資産増減,ポートフォリオ,パフォーマンスをブログに正直に書くことで,毎日の会話に「お金の話」を取り入れることの大切さを身を持って示したいと思っています.
まずは自分が豊かになることから始める
自分が幸せでなければ他人の幸せを願ったり,実際に手助けをすることは難しいでしょう.
まずは,この記事を読んでくれた人,そしてその家族が豊かになることを目指せばいいと思います.
自分が幸せになってから周りの人が幸せになるように働きかける,それでも充分です,全然遅くありません.
ゆっくりでも,一緒に経済的自立を目指しましょう!
では,また.
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