30代でアッパーマス層になるために貫いた3つのこと
30代でアッパーマス層に到達するのはレアケースで,一般的には難しいのですが,私は30代前半でアッパーマス層になりました.
しかも
- 奨学金を借りて大学に通っていたので,社会人はマイナス資産でスタート
- アッパーマス層に到達するまでは一馬力
というかなりビハインドな状況で,かつ外銀や外資コンサル勤務で給料が高かったわけでもありません.
それでも30代でアッパーマス層に辿り着けたのは他の人がやらなかった3つのことを実践し続けたからで,この記事でそれを紹介します.
「これからアッパーマス層を目指すんだ!」という人の参考になれば嬉しいです.
なお,アッパーマス層に到達して生活スタイルや考え方がどう変わったかについては別記事でまとめていますので,そちらも併せて読んでくだされば幸いです.
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アッパーマス層とは
ここでは,アッパーマス層を知らない人のために,アッパーマス層とは何かを説明します.
アッパーマス層について,既に知っているよ,という人はこのセクションはスキップしていただいてOKです.次の見出しへ
アッパーマス層とは,野村総合研究所が発表している,日本の世帯を純金融資産保有額ごとに5つに分けた時に下から2番目に来る階層です.
- マス層 純金融資産3000万円未満
- アッパーマス層 3000万円以上5000万円未満
- 準富裕層 5000万円以上1億円未満
- 富裕層 1億円以上5億円未満
- 超富裕層 5億円以上
マス層が世帯全体の80%を占める圧倒的多数ですが,アッパーマス層はその上にいる世帯で,全体に占める割合は約13%です.
圧倒的多数のマス層を抜けて,その上の準富裕層・富裕層を目指す世帯,アッパーマス層はまさにお金持ちへの階段を上っている世帯という位置づけです.
なぜ30代でアッパーマス層に辿り着けたか
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](2022年)」によると,資産3000万円以上のアッパーマス層は30代の中では2.8%に過ぎません.
30代の資産額の平均が697万円で,中央値が390万円なので,30代でアッパーマス層はかなりレアだとわかります.
また,資産3000万円以上の世帯の年齢構成を見ても,30代は2.4%と圧倒的に少数で,ここからも30代でアッパーマス層に到達しているのはマイノリティだとわかります.
このように,30代でアッパーマス層に到達するのはかなりレアケースで,一般的には30代でアッパーマス層に到達するのはなかなか難しいと言えます.
これに加えて,
- 奨学金を借りて大学に通っていたので,社会人はマイナス資産でスタート
- アッパーマス層に到達するまでは一馬力
というビハインドな条件で,更に給料も一般的なのに,なぜ私が30代でアッパーマス層にたどり着けたか.
それは他の人がやっていない次の3つを社会人になった時から貫いたからです.
- 堅実な家計を構築するために,家計簿をつけ続ける
- 家計簿による家計管理で貯金できた分を,投資に回し続ける
- マイホーム購入を諦める
堅実な家計構築のために家計簿をつけ続ける
私は結婚してからずっと,かれこれ14年以上家計簿をつけていますが,家計簿さえあればお金の問題は何とかなると思っています.
それくらい,家計簿は家計管理の最強ツールにして,私をアッパーマス層へ導いてくれた救世主です.
「家計簿だけでそんなに家計が改善するのか信じられない」という人はまずは数ヶ月,家計簿を試してほしいです.
なぜ,家計簿をつけると節約できるのか,理由は2つあると感じています.
まず,家計簿で家計が見える化されると,気付かなかった家計の課題に気付くようになります.
どうやら人間には支出を過小評価するバイアスがあるらしく,自分ではそんなに使っていないと思っていても,実際は自分が思っていた以上に使っているというケースがかなりあります.
残念ながら収入にはそのバイアスはなく,思った以上にお金が入ってきていたというケースはまずありません….
いくら入ってきて何にいくら使っているのかを家計簿で把握すると自分で思っていた以上に色々な課題が見つかります.
感覚に頼っていてはそもそも問題として認識されないものが家計簿で浮き上がるので,それらを少しずつでも改善していけば貯金に回すことができます.
2つめの理由は,家計管理に緊張感が生まれるからです.
家計簿で収入・支出を記録していると,時には大きな臨時出費で赤字になる月も出てきます.
こうなると「さすがに2ヶ月連続で赤字はマズイので,来月は何としても黒字にしなければ!」という危機感になって家計をセーブするようになります.
これを繰り返していると,自然と黒字の月が増えて,貯金がしやすい体質になります.
そして,これも家計簿をつけずに感覚でやっていてはできないことです.
時間はかかるかもしれませんが,家計簿をうまく使えるようになれば家計簿がアッパーマス層に引き上げてくれるはずです.
家計簿による家計管理でできた貯金を投資に回し続ける
家計簿で貯金ができるようになり,少なくとも半年,理想は1年分くらいの生活費を現金で確保できたら,あとは投資に回し続けます.
当然,給料がお金のメインエンジンとなりますが,それに加えて投資をしてお金にも働いてもらう,つまり自分のマネーマシンを作るのです.
そして,このマネーマシンが稼働し始めるとアッパーマス層がグッと近付きます.
投資では時間の経過とともに複利効果が働くので,時間が経つにつれて投資があなたをアッパーマス層に引き上げてくれます.
複利効果を実感するには最低でも数年はかかるので,思い立ったが吉日,すぐにアクションを起こせばその分大きな複利効果を得られます.
20代,30代の時から少額でもいいので投資を始めていれば,それが20年後,30年後,きっとあなたをアッパーマス層以上のステージに連れて行ってくれているはずです.
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マイホーム購入を諦める
これまで,何回か分譲マンションの見学に行ったことがありますが,そこで私は
- マイホームを買っても賃貸から大きく家賃が下がるわけではない
- 不動産投資に付随する様々なリスクを考えると割に合わない
という結論に達し,アッパーマス層到達のためにマイホームを諦めました.
「マイホーム購入で家賃を支払わなくて済む」と言いますが,
- 管理費
- 修繕積立金
- 固定資産税
- 住宅ローン金利
などを合計すると,かなりの額になります.
もちろん,今賃貸で住んでいる家賃や,購入物件の価格によって変わりますが,マイホームを買った後のコストは賃貸の家賃とそこまで大きく変わりません.
不動産投資には色々なリスクがあるので,それと天秤にかけた時,マイホームはアッパーマス層を目指す足かせになると判断し,マイホームを諦めました.
その分,投資からの不労所得で年間の家賃支払いを賄う,という方が合理的かなと思います.
まとめ
「経済的自由を達成し,ゆとりある人生を送る」のが私のミッションであり,そのためにまずはアッパーマス層は第一関門です.
お金に関してはむしろビハインドだった私が30代前半でアッパーマス層に到達できたのは,軸をブラさずに3つのアクションを貫いてきたからです.
願わくば,この記事が,私と同じように,経済的自由の達成を目指す人の参考になりますように.
では,また.
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