お金持ちになるには？気を付けるただ１つのこと

2022年8月15日投資

「資産を買い負債を極力持たない」，これがお金持ちになるために気を付けるべき唯一のことだと思います．

会計学の定義とは違うものの，投資や資産運用の観点からは資産と負債の定義はこれが一番しっくりきます．この定義に照らし合わせつつ，代表的な４つの資産

が資産なのか負債なのかを考えてみます．

なお，この記事ではマイホームの満足感や車の利便性などのベネフィットは考慮せず，あくまでお金の側面から考えています．

お品書き

マイホーム

日本のマイホームのほとんどが負債になる可能性が高いです．「家は資産になる」という決まり文句が通用したのはせいぜい2000年代後半まででした．

マイホームが資産になるのは，マイホームにかかる費用

の合計が家賃と更新料の合計より少ない場合です．しかし人口減少が確実な日本では，数十年後でもキャピタル・ゲインを得られるのは都心などの一部地域で，ほとんどの地域でキャピタル・ロスが発生すると思われます．最悪の場合，何年経っても買い手がつかないという状況もあるかもしれません．

そうなるとマイホームは負債，つまり賃貸よりもマイホームの合計費用の方が大きくなります．

私はマイホームは負債になる確率が高いと予想しているのでマイホームを買うつもりはありません．

車は間違いなく負債です．高い車両価格はもちろんですが，車は持っているだけで

がかかり，率直に言って金食い虫です．ローンを組んでいる人はさらに金利負担も加わります（私は借金が嫌いなのでキャッシュで買いましたが）．また車の下取り価格が購入価格より高くなるケースもほぼないでしょう．

私も車を保有していますが，負債ゆえにできるだけ有効活用を心がけています．たとえば，家族で行く帰省や旅行は新幹線ではなく車を使うことで，移動費用を数万円単位で節約でき，我が家はこれまでの累計でおそらく100万円近く移動費用を節約出来ていると思います．

マイカーを資産化するのは難しいですが，使い方を工夫して負債額を減らすことはでき，これは車が必須の地方では特に有効な考えだと思います．

株と債券は高い確率で資産になります．確率的に資産になる可能性が高いと考えているので，私の投資の圧倒的メインは株式で，債券をサブ投資しています．

配当と利子のおかげで，長期間保有していれば多少の価格下落ならカバーできる可能性が高いですし，債券は満期まで保有していれば，利子に加えて額面価格が受け取れます．信用リスクはありますが，発行体を吟味すれば債券が資産になり確率は高いです．

株式は債券と違って会社の成長に合わせて成長するので，特に長期投資ではキャピタルゲインを得られる可能性が更に高まります．

また，今日のようにインフレ環境では，債券がインフレスピードに負けても株式はインフレスピードと同じかそれ以上で成長する可能性があります．

金・銀・プラチナは実物資産の代表格ですが，これは売却するまで資産か負債か判別できません．

金・銀・プラチナはインカムゲインを生まないので，購入価格よりも高い価格で売却できて初めて資産になります．

短中期では価格変動が激しいですが長期，特に数十年の超長期では資産化する可能性が高いと考えられます．超長期ではインフレの影響で貨幣価値が下落し，それに伴って金・銀・プラチナなどの実物資産は価値を保存する可能性が高いので，私は定期定額で積み立てています．

金・銀・プラチナについて詳しく比較した記事はこちらを参照してください．

お金持ちになるためには

に意識を配り，資産を買い負債を持たない，これに尽きます．

自分が買おうとしているのは資産だと確認する，負債の場合は負債だと納得して買う，これがお金持ちなるのに必要な意識だと思います．

では，また．

Posted by Econ

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