ドルベースでは過去最高の資産更新 年間配当も大台が射程圏内に【2024年9月】
「暑さ寒さも彼岸まで」とは本当によく言ったもので,たまに暑い日もありますが,ようやく涼しくなってきました.
さて,9月の資産チェックをやっていきますが,気温とは違って資産の方は涼しくならないでほしいですが,状況はどうでしょうか.
資産の推移
9月の資産は前月に比べて+0.7%と僅かなプラス,ピークの6月には届かず資産額更新とはなりませんが,7, 8月と2ヶ月連続で資産が減っていたのが止まりました.
最近資産が伸び悩んでいるのは円安一服のためで,円ベースでの資産はここ2, 3ヶ月伸びが鈍化してますが,下の折れ線グラフからもドルベースでは順調に成長し過去最高を更新しており,資産が毀損しているわけではないのでOKです.
私は「お金の何とかなるは,何とかならない」と考えていて,昨今の金利上昇局面で「住宅ローンや車のローンの支払いが少し増えるけど何とかなるでしょ」という楽観視は危険だと思いますが,私の場合はB/Sの左側の話し,かつローンがないので,モチベーションキープのためにポジティブに捉えるのはアリだと思っています.
グローバルな視点では,円高によりむしろ購買力は向上しているわけで,今後は経験消費にお金を使ってどんどん海外旅行に行くつもりなので,円高は間違いなくポジティブです.
また,米国株配当を定期的に移してきたドル建てMMFが2万ドル近くまで積み上がっており,今はまだMMFの税引き前利回りが4%以上なのでMMFで運用してますが,今後FRBが更に利下げをしてMMFの妙味がなくなったら株へのスイッチを考えていて,その時に円高ならNISA枠の消費が少なくて済みます.
逆に円安では,資産が増えて一見プラスですが,米国株投資の際に円安がNISA枠を食いつぶし,これは長期で見ればマイナスです.
このように,円安は短期で見ればプラスだが長期で見ればマイナス,逆に円高は短期で見ればマイナスだが長期で見ればプラスとなり,長期で資産を増やしていきたい私は,円高はポジティブに捉えています.
アセットアロケーション
この1ヶ月で大きな変化はありませんが,年始に13%あった現金比率が8%にまで落ちています.
インフレ基調の昨今,現金を極力保有しないという選択は間違っていないので,現金比率が減るのは基本的にOKなのですが,かと言って5%を割ると危険水域なので,ちょっと意識して流動性を高めていくつもりです.
年末には現金比率を10%台に戻して,来年以降のつみたてNISAへの弾を準備しておきたいところです.
配当状況
9月末時点の累計配当は約69万円,昨年の同じ時期が57.4万円だったので11.5万円のプラス,給料は増えませんが,配当のおかげで1ヶ月あたり1.3万円ほど可処分所得が増えているのはいいですね.
既に去年の11月末時点の累計配当を超えていて,別記事でシミュレーションした通り,今年は100万円の大台に乗せるのが濃厚です.
今年はオルカンを軸に,インデックスファンド・オンリーの投資ですが,それでも配当が順調に育っているのは,配当王銘柄を中心にした増配のおかげで,数年前に種まきした投資が,大きな実をつけ始めたのを実感します.
9月単月で見ると去年に比べて配当が減っていますが,これは主力のVTIの配当が今年は10月にずれ込んだためで(6月も同様),7月と同じように10月に大きく巻き返すのは確実で,今から10月の配当結果が楽しみです.
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