税負担の不公平を資産形成の原動力にしよう!

2022年9月27日マネー全般

お金持ちほど税負担が少ないという言葉を聞いたことがあると思いますが,この記事では税負担の不公平感を資産形成のモチベーションアップに繋げられないかを考えます.

ベストセラーの『サイコロジー・オブ・マネー』でも,バフェットの税負担は純資産の0.1%未満と書かれていたのですが,純資産に対する税負担という指標は,うまく使えば資産形成のモチベーションアップに使えると思ったので紹介します.

  • 純資産比負担率(%) = (所得税 + 住民税 + 年金 + 健康保険)/ 純資産
  • 資産に対する過去と今の負担率を把握して,将来の目標資産のための原動力にこの指標を使ってみてはどうか

税負担の不公平を資産形成の原動力にしよう!

『サイコロジー・オブ・マネー』では純資産に対する税金だけにフォーカスしていましたが,日本人にとっては年金や健康保険も税金みたいなもんで,これも含めて考えないと実態に合いません.

なので,

純資産比負担率(%) = (所得税 + 住民税 + 年金 + 健康保険)/ 純資産

が計算式で,私はこれを毎年トラッキング(オレンジ線)しています.

税負担の不公平を資産形成の原動力にしよう!
純資産比負担率

2015年をピークに,毎年順調に下がって2021年はピークの半分以下になりましたが,これは資産が増えたおかげです.

一応,税金だけの負担率もトラッキング(青線)してますがあくまで参考です.

こうやって見ると,税金よりも厚生年金の負担の方が大きくて,たぶん現役世代の99%は今のこの制度にうんざりでしょう.

資産に対する税負担が高いという理不尽に嫌気が指して,一日も早くこの状況から抜け出したいという思いから資産を育ててきましたし,これからも継続して育てていきます.

2, 3年以内に負担率を2%未満に,5年以内には1%未満になるようなレベルに資産を成長させるのが私の目標です.

まとめ

資産に対する税金や年金の負担率を示す純資産比負担率を紹介しました.

この数字が下がったからと言って,税金や年金の負担感が軽減されたなんてことは絶対にありません.

しかし,資産に対する過去と今の負担率を把握して,将来の目標資産のための原動力にこの指標を使ってみてはどうでしょうか

私の場合,最高でも税負担は10%くらいでしたが,これでも充分にくさくさした気分になりました.

自分の税負担を計算してみて,たとえば純資産に対する負担率が40%とか50%だとしたら,理不尽な現実に愕然として,怒りを覚えるかもしれません.

しかしそれが,「この理不尽な現実を何としても改善しなければ!」という原動力に変わって,資産を築き上げていくモチベーションになればこの指標をトラッキングする意味はあります

この指標が,読んでくれた人の原動力になれば幸いです.


では,また.

Posted by Econ