年間配当100万円達成へ:資産増加からキャッシュフロー重視への転換プラン【2024年11月】
毎月末に入金されるドル建てMMFの精算も終わり,11月の配当の集計が終わったのでレポートします.
評価益が膨らむのはもちろん嬉しいですし,税金を先延ばしできるというメリットはありますが,定期的に入ってくる配当が嬉しいのは人間の性,しっかり管理して着実に増やしていきましょう.
配当の状況
配当 | 前年同期比(%) | |
---|---|---|
2024年11月 | 6.3万円 | +0.1万円(+1.6%) |
2024年累計 | 81.7万円 | +14.7万円(+21.9%) |
11月までの累計配当は80万円を超え,目標としている年間配当100万円まで18万円とあと一歩,王手の段階まで来ました.
12月は私にとって年間配当の約20%を占める書き入れ時ですが,12月半ばにあるFOMCでアメリカが利下げ,その直後の日銀政策決定会合で利上げとなって円高に振れると,月末に予定されているヴァンガードの各種ETFの配当の評価額が減って100万円に届かないかもしれません.
まぁ,為替は完全にアンコントローラブルですし,仮に円換算で100万円に届かなくても,ドル配当の額は同じで,本質的には変わらないのであまり気にしていませんし,むしろ円安を少しでも是正するためにも利上げは必要だと思っています.
運用方針の変更とアクションプラン
今年に入って資産は1,500万円ほど増加しましたが,それに比べると投資によるキャッシュフローの増え方はかなり緩やかで,仮に年間配当が100万円になっても,資産・キャッシュフロー比率(= 投資キャッシュフロー/資産額)は1%ちょっとです.
ここ最近,は規模に比べてCFが小さいのが運用課題だと感じ,資産を増やすフェーズを終え,安定的にキャッシュフローが入るシステムを構築する,という次の段階へ進むフェーズに来ていると考えています.
資産増加からキャッシュフローの増加へシフトするための具体的なアクションプランを
- インデックスファンドはつみたて投資枠と成長投資枠の20%までに限定する
- 過去投資をして特定口座にあるインデックスファンドを徐々に売却し,その資金を高配当ETFや個別株に充当する
- 米国株のドル配当はしばらくドル建てMMFに振り向けるが,税引前利回りが3%を下回るようになったら高配当ETFや個別株に振り向ける
- 米国個別株を購入する場合,セクターや企業規模を考慮しつつ,米国企業に代替可能な企業があれば英国ADRを優先する
とまとめていて,それぞれ簡単に解説します.
インデックスファンドへの投資はつみたて分に限定
インデックスファンドはコストパフォーマンスに優れた商品ですし,配当が出ない分,配当再投資で評価益に反映されるのも理解していますが,それでも安定的なキャッシュフローには何者にも代えがたい魅力があります.
まさに"Cash is king, cashflow is queen"で,定期的かつ安定的なキャッシュフローは精神的なゆとりをもたらしますし,得たキャッシュフローをさらに大きなリターンが期待できる投資に振り向けることもできます.
資産額の増加は既に投資したインデックスファンドやインデックスETFに任せて,これからの投資はキャッシュフローをもたらしてくるという役割をより重視します.
インデックスファンドの売却をためらわない
これまで,インデックス投資を売却することはほとんどありませんでしたが,投資から10年近くが経過してかなり評価益が出ているファンドもあるため,投資資金が必要になった場合はそれらを売却することを躊躇せず,キャッシュフローが見込める投資に振り向けます.
ドル建てMMFの扱い
ドル建てMMFは税引前利回りでまだ4%前後あり,リスクを考えた時のリターンはまだ十分に魅力的ですので,米国株からのドル配当はまだしばらくはドル建てMMFで運用します.
しかし,米ドルは利下げトレンドのため,中期的には利回りが3%を下回ることも考えられるので,そうなったら配当の期待できる個別株やETFに振り替えます.
英国ADRを積極的に活用
NISAのメリットを最大限享受するため,今後の米国株投資では,英国ADRも積極的に検討していくつもりです.
ADRを使うために英国株を無理に選択するのは本末転倒ですが,石油セクターのシェルやBP,消費財セクターのユニリーバあたりはグローバルでも十分に戦っていける企業なので,代替できるところは積極的に検討していくつもりです.
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