英語ができると投資に有利か
「英語は日本語に比べて圧倒的な情報量」とか「英語の情報に触れることができれば情報の量と質が上がる」とか言われるのを聞いたことがあると思います.
そこから,「もしかして,英語ができれば資産運用や投資に関して,まだ知られていないような情報やアイデアがあるかもしれない」と考えるかもしれません.
今日はそれについて書いてみます.
結論から言いますと,一般の個人投資家レベルであれば英語ができなくても問題はない,と思います.
もちろん,人によっては「英語ができないと投資で戦えないよ」という人もいるでしょう.
ただ,私がやっているような投資スタイルでは,もちろん英語ができるに越したことはないのですが,英語ができないことが圧倒的不利な状況になるかと言うと,そこまででもないと感じています.
まず私自身,BBCやCNNなどの英語のメディアを読んだり,英語のPodcastを聞いたり,英語で書かれた資産運用や投資のブログを読んだりして,英語でも投資の情報を得るようにしています.
これは,英語の方が情報量が多いからというよりも,自分の勉強のため,という側面が強いです.
例えば英語のPodcastで資産運用をテーマにしたPodcastを聞いていても
- 分散投資のススメ
- コスト最小化からのインデックスファンド推し
など,日本語でも読んだり聞いたことがあるようなことが繰り返されています.
少なくとも私は,「この情報は英語が出来るやつだけが触れられるお宝情報だ!!」みたいな情報には巡り合ったことがありません.
まあ,仮にそんな情報があっても数億人の人はアクセス可能な情報なので,有利でもなんでもないんですがね.
翻訳されている投資の良書を読んでいれば,投資に関する考え方などで遅れを取ることはないと思っています.
では,英語は不要かというとそんなことはありません.
ブログでも米国株について丁寧な銘柄分析の記事をアップしてくれているものも多いですが,やはり自分で10K(アニュアルレポート)を読んで財務諸表を分析したり,その企業のビジネス環境について考えることはいいトレーニングですし,投資家としてのレベルを上げてくれると思います.
また,英語のメディアに触れると情報のガラパゴス化は避けられます.
ある事柄について,日本ではこのように報じられているけど,海外のメディアだと違った視点から捉えているんだな,という気付きがあったりします.
この件は日本でマスコミがかなり騒いでいるけど,海外メディアでは全然触れてもいないな,なんていうことを知ることもできます.
あとは英語ができるとスピードがの面で有利です.
例えば,暗号資産(仮想通貨)のような最新の物事については,英語の方が情報の質も量も多いです.
日本語の情報は英語の翻訳情報も結構多いので,翻訳にかかかる時間分,どうしても遅れが出ます.
これを自分でアクセスして読み込むことができれば,有利であることは確かです.
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