プロクター・アンド・ギャンブル (P&G) 世界で一番多くの消費者を持つ企業

2019年10月14日

どうも、Econです。

 

日本ではP&Gの方が馴染みがあると思いますが、プロクター・アンド・ギャンブル(以下、P&G)は世界一の消費財メーカーです。

世界180カ国以上で事業展開しており、世界中の家庭にその製品があります。日本でも、衣料用洗剤のアリエール、柔軟剤のダウニーやレノア、食器洗剤のジョイ、おむつのパンパース、ひげ剃りのジレット等々が展開されており、P&G製品を使わずに一日を過ごすのはなかなか難しいのではないでしょうか。

 

さて、P&Gと言うと60年以上増配を続けている典型的な優良米国株で、数多くの米国株ブログでも取り上げられています。私もP&G株は米国株投資の初期からずっと保有しており、今でもタイミングを見て買い増ししています。

そんなP&Gですので、このブログでも触れない訳にはいきません。

 


P&Gの事業概要

上で触れたように、P&Gは世界中で事業展開していますが、地域ごとの売上は次の円グラフのようになっています。

米国企業なので、当然ながら北米での売上が多いですが、それ以外の中国含むアジア、中東、アフリカ、南米にも展開しており、そのバランスが非常にいいことがわかります。

また、P&Gは

  1. Beauty
  2. Grooming
  3. Health care
  4. Fabric & Home care
  5. Baby, feminine & family care

の5事業部を柱にしており、事業部ごとの売上と利益は次のようになっています。

事業部は部門ごとに大小ありますが、私が着目したのはここでも事業部毎のバランスがいいことです。どの部門も売上の割合と同じくらいの利益を確保しており、ポートフォリオ・マネジメント (PPM)で言う負け犬がいません。

売上が約700億ドルある巨大企業でここまでバランスを保てるのは凄いと思います。

 


P&Gの主要経営指標

次に主な経営指標を見ていきます。まずは売上高と営業利益、純利益の過去10年間の動きです。

 

売上高はここ数年は微増していますが、10年のスパンで見ると減少しています。これは、P&Gが採算の悪い事業を早い段階で切り離すことが多いからです。

例えばP&Gは過去、食品事業を持っていてプリングルズなどのブランドを持っていました。プリングルズがP&G製品だと初めて知った時はP&Gはこんなものまで作っているのかと結構驚いたのですが、P&Gは食品事業を2012年にケロッグに売却しています。そのため売上高は2012年をピークに減少しています。

一方利益は非常に安定しており、まさに絵に描いたようなディフェンシブ銘柄です(売上高は減少しても利益が変動しないということは、やはり食品事業の採算性は良くなかったと思われます)。

過去10年の営業利益率の平均は19.4%ですが、最近はそれが改善しており、最近3年間の平均では20.8%です。

純利益は特別利益を計上している2016年が異様に高いですが、それを除いた平均は13%です。2018年は不採算事業を切り離したために純利益率が6%と低めでしたが、2019年は改善が見込まれています。

 

キャッシュフローは理想形ですね。

営業キャッシュフローは潤沢です。投資キャッシュフローは売上高や利益に対して低めに抑えられているため、毎年潤沢なフリーキャッシュフローが手元に残っている状態です。

キャッシュフローマージンも約20%を確保しており、しかも最近になってそれが更に改善傾向にあります。

 

最近のP&Gの株価分析

SBI証券より

上のチャートはここ1年間のP&Gの株価です。きれいな右肩上がりですね。これだけ上がり続けると今の株価が割高に思えてしまいますが、どうでしょうか。

2019年10月14日では、P&Gの株価は$121.09です。予想PERは25PBRは5.6です。PERはちょっと高めですが、魅力的な銘柄であれば買っても仕方ないかな、という数字です。

しかしPBR 5.6はちょっと高すぎます。この数字では投資をしようとは思えません。ただ、PBRが高い状態というのはP&Gだけでなく多くの米国株に現在当てはまる現象です。この高PBRから米国株が割高にあると指摘している人もいます。

 

PBRが高くなってしまっているのはP&Gの株主資本の推移にも影響を受けています。

上のグラフは株主資本比率のグラフですが、ここ10年で漸減しています。仮に株主資本比率が10年前と同じ水準であれば、PBRは今より10%以上低くなります。

まだ株主資本比率は40%以上なので財務は健全ですが、投資銘柄の財務健全性を重視する私からするとこれは注視していかなければいけないと思っています。

 

まとめ

P&Gは非常に魅力的な銘柄で、長期保有するに相応しい銘柄だと自信を持ってお勧めできます。P&Gに投資して9年近く経ちますが、これまで売ろうと思ったことは一度もありませんし、今も変わりません。しかし、現在の株価は少し割高なので、もう少し株価が下がるかサプライズ決算でいい数字が出てきたら追加投資していきたいと思います。

 


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