アッパーマス層の生活と考え方【実体験】

アッパーマス層の生活と考え方【実体験】
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2019年7月23日資産

「お金がたくさんあったら…」と誰しも一度は想像したことがあると思います.

私も,投資や資産運用に興味を持ち始めたばかりの頃にアッパーマス層(純金融資産3000万円以上,5000万円未満の世帯)という単語を初めて知った時は「アッパーマス層になればいいところに住めたり,いい車に乗ったりできるんだろうか」と想像していました.

その後,実際に30代の前半でアッパーマス層に到達したのですが,その経験を踏まえて

  • アッパーマス層はどんな生活をしているの?
  • アッパーマス層になると何か変わるのか?

という疑問に実体験を踏まえて書いてみます.

資産が増えると生活や考え方はどう変わるのか,参考になれば嬉しいです.

なお,アッパーマス層に到達するために私がやってきたことは別記事でまとめてますので,そちらを見てくだされば幸いです.

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アッパーマス層になっても生活は変わらない

アッパーマス層になっても生活は変わらない
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アッパーマス層になっても生活は全く変わりませんでした.

いや,むしろ準富裕層(純金融資産5000万円以上,1億円未満)になっても変わりません.

資産が増えたらマイホームを買うと思っていましたがそれどころかマイホームが資産形成の足かせになると考えるようになって,アッパーマス層になっても賃貸のままでいいやとなりました.

アッパーマス層になった時もマイカーを変えるつもりも全くありませんでした.

約10年前に新車で買った国産車をいまだに乗り続けています.

半年に一回のメンテナンスとオイル交換,定期的にバッテリーとタイヤを交換していて不具合もないので,壊れない限りは大事に乗り続けて13年目の車検だって通す気満々です.

アッパーマス層になっても,いつもの買い物は以前と変わらずOKストアを使っています.

たまに成城石井や紀ノ国屋で買い物をする時は,フリーザーに保管されている1本数万円のワインを見てはため息をつきながらも,ワクワクしながら食材を選んでいます.

こんな感じで,アッパーマス層になっても庶民生活は全く変わりませんでした.

アッパーマス層になっても生活が変わらない理由

アッパーマス層になっても生活が変わらない理由
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私の場合,アッパーマス層は通過点に過ぎないため,生活スタイルは変わりませんでした.

資産規模をアッパーマス層で止めることは全く考えてなく,その上の準富裕層,富裕層とステップアップして経済的自由を達成するのが最終目標です.

資産運用は勝負ではないですが,勝って兜の緒を締めよ,アッパーマス層になったと安心してお金を使ってしまっては経済的自由の達成は遠のくばかりです.

むしろ,アッパーマス層になって資産が育ってきたということは,うまく運用していけば今後資産が増えるスピードはさらにアップする可能性を秘めているとも言えます.

そう考えるとせっかく育てた資産を消費に回したい,という考えは自然とゼロになります.

むしろ,これまでの生活スタイルをキープして投資に回し,これまで育った資産を更に成長させたいという思いが一層強くなりました.

アッパーマス層になるとお金に対する考え方が変わる

アッパーマス層になるとお金に対する考え方が変わる
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こんな感じで,アッパーマス層になっても生活スタイルは変わりませんでしたが,お金に対する考え方ははっきりと変わりました

具体的にはお金に対する不安が和らぎ,心の余裕が生まれ,お金に対してポジティブな見通しを持てるようになりました.

心のゆとりが生まれる

まさに衣食足りて礼節を知るで,資産に余裕が出てきて心のゆとりが生まれましたのがアッパーマス層です.

お金の不安をゼロにすることはできません.

しかし,アッパーマス層になるとお金のことをいたずらに心配したり不安を感じることはなくなりました

お金の心配をする事なく,ウォールナットの一枚板のダイニングテーブルでお酒を飲みながら毎日の夕飯を家族と一緒に楽しむゆとり,これ以上の幸せはありません.

不労所得の拡大も心のゆとり

投資を始めたばかりの頃は,不労所得も年間1万円程度でした.

それがアッパーマス層になると不労所得は年間数十万円レベルに成長します.

例えば,子どもの習い事が全て不労所得でまかなえているという感じで,実際にまかなっている費用に置き換えてみると不労所得の威力を感じますし,それが心のゆとりになりました.

お金に対してポジティブになる

経済的な見通しがよくなって心のゆとりが持てるようになると,自然とお金に対してポジティブに向き合えるようになりました.

例えば,社会人になりたての頃は「お金がたくさんあったらいいなぁ」と漠然と思っていても,自分が1億円の資産を持っているという具体的なイメージは全く持てていませんでした.

当時の自分がどのような思いだったかをはっきりと思い出すことはできませんが,自分が1億円の資産を築くなんてとても無理だとおそらく思っていたはずです.

それが,アッパーマス層に到達すると,次の準富裕層が見えてきて,更にその先には,遥か遠く霞がかってはいるものの,資産1億円以上の富裕層も見えてきます.

10年以上の長期で取り組まなければいけないけど,1億円はきっと辿り着けるという気持ちになるのもアッパーマス層になってからです.

まとめ

アッパーマス層になったからといって,生活が急に良くなるということはありません.

しかし,経済的な見通しが良くなることで心のゆとりが生まれ,お金に対してポジティブに向き合えるようになりました.

お金への考え方がポジティブに変われば,それはこれから更に資産を増やしていく上で強い武器になります.

なので,まずはアッパーマス層の仲間入りを果たして,お金の新しいステージに移行する.

こうすれば可能性は一気に広がると感じています.


では,また.

Posted by Econ