[朗報] 米国株の投資環境は新たなステージに突入か

投資

 

米国株投資に興味はあるけど資金に余裕がないからなぁ…と思っていた人に朗報です.

ネット証券会社間の競争のおかげで各社がこぞって米国株投資のサービスを改善しようとしています.とてもいいことです.この3連休にまたも全てのATMを停止しているようなどっかの銀行も,爪の垢を煎じて飲んだほうがいいのではないでしょうか.

 

話を戻します.今回,改善が予定されているのは米国株における最低取引手数料です.

SBI証券ホームページより引用

 

これまでは,SBI証券,楽天証券,マネックス証券とも米国株の最低取引手数料は5ドルでしたが,各社とも7月22日約定分からそれをゼロにする予定です.

 

今回の各社サービスの改善での一番のポイントは,積立投資がしやすくなったことです.ドルコスト平均法の敷居が下がったわけです.

これまでは1111ドル (=5ドル÷0.45%)以上の取引をしないと手数料で損をしてしまいましたが,それがなくなります.従って,資金に余裕がなくても,気になる個別株や海外ETFを毎月少額ずつ積み立てる,という買い方もできるようになります.

積立投資と言えば投資信託しかない,と思っていた人は,今回の件で海外ETFが選択肢になります.海外ETFについて調べてみると,投資信託以上に魅力的な商品がゴロゴロあることに気付くと思います.そういう商品にどんどんスイッチしていくことが大事です.

一回の取引でもっと多額を動かせるという資金に余裕がある人は,これまでと変わらずに投資をすることができます.

 

私が初めて米国株に投資をしたのは2011年でしたが,当時はSBI証券の最低取引手数料が25ドルだったように記憶しています.なので,手数料で損をしないように確か40万円とか50万円くらいのまとまった金額を一回で投資していました.当時は運用資金も今よりずっと少なかったのでひぃひぃ言いながらJNJやPGに投資していたのを思い出します.懐かしいです.

それから8年以上が過ぎましたが,当時の投資がこれまでもたらしてくれたものを振り返ると,当時蒔いた種が大きく成長してくれているのを感じます.当時やっていたことは間違いでなかったということがわかり,嬉しいですね.

 

上の表を見ると各社横並びのサービスですが,マネックス証券は2020年1月7日までの半年間,円からドルに換える時の為替手数料を従来の25銭から0円にすると発表しています.SBI証券,楽天証券も為替手数料は25銭ですが,この2社は為替手数料については今のところ,サービスの変更は発表していません.

 

1万ドル両替したら2500円かかっていたものが0円ですから,それなりにインパクトはあります.もしマネックス証券をメイン口座に使っていたり,これからメイン口座として使おうとしている人はこのキャンペーンをうまく使うのもありだと思います.

 

私はSBI証券を使っていますが,複数の口座を持つとそれだけ管理の手間も増えるので,今回のマネックス証券の為替手数料0円でメイン口座を切り替えることはしません.

 

管理の煩雑さを避けるためというのもありますが,何よりもSBI証券は私のメインバンクであるSBI銀行と組み合わせることで最強になるからです.SBI証券ではドルの為替手数料は25銭ですが,SBI銀行ではたったの4銭です.しかもSBI銀行のドル預金からSBI証券のドル口座に移管するのは無料ですから,移管手続きさえ面倒がらずにやれば実質の為替手数料は4銭で済みます(この程度のことを面倒くさいと言う人は投資での成功はないと思いますが).

しかもSBI銀行で外貨積立をすれば為替手数料は2銭です.1万ドル両替してもたったの200円です.もう,タダみたいなものです.

SBI証券とSBI銀行の最強タッグについては以前書いた記事で詳しく説明していますのでそちらも読んでみてください.

 

今回の最低取引手数料0円は,米国株投資に興味はあるけど資金に余裕がないから…とこれまで諦めていた人達にも門戸を開くことであり,良いことだとおもいます.これを機にもっと多くの人が米国株に関心を持ってくれたら嬉しいですね.

 


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Posted by Econ