これは使える!相場の過熱感を表す定性バロメーター
日経にこんな記事が載っていました.
色々とツッコみたい所の多い記事ですが,それをすると長くなるのでここではしません.
私は日経の記事をマーケットが過熱しているかどうかの一つのバロメーターにしているのですが,ここではそれについて書きます.
マーケットが過熱しているかどうかについては色々な定量的な指標があります.もちろん,それらに気を配るのも大事なのですが,指標が多すぎて,こっちの指標だと過熱状態だけど,あっちの指標だとそうでもないな,なんてことはよくあり,結局どっちやねん,となることが多々あります.
なので,そのような定量的な指標だけでなく,定性的なバロメーターも持つようにしています.この定性的なバロメーターは私の経験に基づいた独自のものです.
Lv. -3: ジム・クレイマーが投資に対して弱気になって"Sell!"を連呼するようになる
Lv. -2: 市況に対して過度に悲観的な記事が目立つようになる
Lv. -1: 頻繁に更新していた投資ブロガーの更新が途絶える
Lv. 0: 経済ニュースで,ブルームバーグのキャスターが連日神妙な面持ちで市況を伝える
Lv. 1: ブルームバーグのキャスターがニタニタしながら市況を伝える日が増える
Lv. 2: 市況に対して楽観的な記事が目立つようになり,中には投資を煽る記事も出てくる
Lv. 3: 私の周囲の人が私に投資のアドバイスを求めるようになる
このように7段階に分けていて,数字が大きくなるほど過熱感が増していると判断します.
冒頭紹介したような,市況に楽観的な記事が目立つようになってきた,という所まではまだ行っていないので,レベルとしては1から2に向かっているところでしょうか.ただ,いずれにせよ警戒を強めなければ行けない段階にあると思っています.
記事では『現金比率を高めていた投資家が,現金から株式に資金を戻す動きが出ている』と書かれていますが,私は逆にドル預金が速いペースで積み上がっており,大きな調整が来た時にいつでも弾を打ち込める状態です.
どうしてドル預金が速いペースで積み上がっているかはこの記事に書いてます.
The less the prudence with which others conduct their affairs, the greater prudence with which we must conduct our own.
by Warren Buffet
バフェットも言うように,他の人が大胆に行動している時こそ,慎重に事を進めるべきです.
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