資産の守り神、金投資の3つのメリット

2019年6月13日投資金 (ゴールド)

※この記事は2019年11月13日にアップデートしました。

どうも、Econです。

 

この記事は

金投資(純金積立)って本当に経済危機やインフレに有効なの?

金投資に興味あるけど手数料が高そう。手数料を抑えて積み立てる方法はないか

ということを考えていて、金投資に興味はあるけど始めようか迷っている、という人のための記事です。

 

「資産運用は攻めばかりでなく、守りも必要だ」

と気付いて私が金投資を始めてから8年以上が経ちます。

その中で、金を持つ意味やどのような取引をすればコストを抑えられるか、ということについて自分の気付きを書いてみます。

この記事が、金投資を始めるきっかけになれば幸いです。

 

私が金投資を始めたきっかけ

私は2011年10月から金投資をしており、8年以上、金投資をしていることになります。

私が金投資に興味を持ったのは2011年に起こった東日本大震災です。

東日本大震災で株がパニック売りされて下落していく中、安全資産の代表格である金の価格は上昇していました。

これを見て、

「株のような、リターンを生み出す攻めの資産にばかり投資するだけでは危ない。

自分の資産を減らさないためにも、リターンは生み出さないがいざという時に頼れる守りの資産への投資も必要だ」

と感じて金投資を始めました。

また同じ頃、スイスの富裕層は1オンス金貨を年に1枚購入し、自分の子どもが巣立つ時に年齢と同じ枚数の1オンス金貨をプレゼントする家庭が多い、という内容をたまたま本で読みました。

子どもがまだ1歳になる前だったので、「あ、これ素敵だな。真似てみよう」ということも金投資を始めるきっかけになりました。

 

金投資のメリット・デメリット

8年間の金投資を通じて感じたメリットとデメリットについてまとめてみます。

まずメリットは次の3つです。

  1. インフレ対策として有効
  2. お金(貨幣)とは違い、金はそれ自体に価値がある
  3. 利益が出ても税制面で有利

 

一方、デメリットは次の3つです。

  1. 配当・利息を生まない
  2. 盗難リスクのため保管費用がかかる
  3. 手数料が高い

なお、後述しますが、私はある方法で金投資にかかる手数料をゼロに抑えているので、3点目のデメリットは私には関係ありません。

では、まずメリットからみていきます。

 

メリット1. インフレ対策として有効

金投資の一番のメリット、それは強いインフレ対抗力です。

貨幣価値が低下するインフレは、投資家のみならず多くの人に取って脅威です。

自分の持っているお金の量は変わらないのにお金で買えるモノの量が減ってしまうのですから、大問題です。

最近、モノの値段が価格が上がったり、価格は変わらなくても量が減って実質値上げがなされたりすることはしょっちゅうです。

 

しかも、政府・日銀はインフレ・円安を主導しています。

戦時中のようなハイパーインフレが起こるような事態は考えにくいですが、インフレ圧力は強まっています。

そして現金はインフレに対して無力です。

一方、金価格はインフレが進めばそれだけ上がり、インフレに対して強い対抗力を持ちます。

また有事の金と言われるように、金は戦争や天変地異など人々の心理が不安定になった時にも安全資産として買われる傾向にあります。

地政学的リスクが増している現代ですから、そのヘッジとして金は有効と思います。

 

メリット2. お金(貨幣)とは違い、金はそれ自体に価値がある

お金と違い、金はそれ自体に価値があります。

私も1オンス金貨を何枚か持っていますが、1オンス金貨を実際に手に取ると見た目以上にズッシリと重量感があり、その輝きは眩いです。

この重量感と輝きから、自分は金を持っているんだという安心感を持てます。

 

金なんて所詮単なる金属なんだから、みんなが金に価値がないと思えば金の価値は暴落する、と金に否定的な意見があります。

確かに極論すれば金は単なる金属です。

しかしそれ以上に、貨幣(紙幣)だってみんなが価値を認めなければただの紙です。

中央銀行に対する信用がなくなれば、単なる紙切れである紙幣に価値を見出す人はいないのではないでしょうか。

『金持ち父さん』のロバート・キヨサキ氏が紙幣はフェイクマネーだと言っていますが、まさにその通りです。

 

一方、金の輝きは古代エジプトの時代から5000年以上、人類を魅了してきました。

その歴史の中で、今後短い期間内で人々が金の価値を認めなくなる、と考える事は無理があります。

実際、金価格が下がれば、それをチャンスとして買い漁る人は沢山いるでしょう。

全人類が一斉に金に魅力を感じなくなる、というのは非現実な仮定です。

 

メリット3. 利益が出ても税制面で有利

金の売却益の計算式は

売却価額 - (取得価額 + 売却費用) - 50万円 (特別控除) = 課税譲渡所得金額

です。

株の売却益と大きく異なるのは、売却益からさらに50万円を控除出来る点です。

 

さらに、5年以上の長期保有の場合の計算式は

{ 売却価額 - (取得価額 + 売却費用) - 50万円 (特別控除) } × 50% = 課税譲渡所得金額

課税売却益を50%に圧縮することができ、税制面で有利になります。

 

一つ注意しなければいけないのが、取得価額を証明する書類がないと売価の5%が取得価額とされます。

吐気がするほど不利になりますので、金の取得価額を証明する書類は大切に保管しておくことが大切です。

 

以上が金のメリットです。

では、金のデメリットについて同じく見ていきます。

 

デメリット1. 配当・利息を生まない

金は現金や株、債券と違って発行元がいません。

発行元がいないということは、誰の負債でもありません。

したがって、金は利子や配当を生まないためインカムゲインは全く期待できません

私が利用している三菱マテリアルでは年に一回、金投資の継続ボーナスがありますが、保有残高の0.03%と雀の涙です。

仮に年間500gを保有していてもボーナスでもらえるのは0.15g、価格にして数百円と微々たるものです。

金でリターンを得るにはキャピタルゲインを狙うしかないのです。

 

デメリット2. 盗難リスクのため保管費用がかかる

金の現物を保管する場合、管理にも注意を払う必要があります。

 

まず金貨にせよバーにせよ、金は傷がつくと価値が下がるため、丁寧に保管する必要があります。

また、盗難のリスクもあるため、安全な場所にしまうことが必要です。

丁寧かつ安全に保管するとなると、自宅に金庫を設置するか、銀行の貸金庫を借りるなどの対策が必要になり、多少の保管コストがかかります。

 

デメリット3. 手数料が高い

金投資は手数料が高いため、利益を出しにくいというイメージがあります。

実際、純金積立で人気の三菱マテリアルと田中貴金属工業の積立手数料は下の表のようになっています。

三菱マテリアル田中貴金属工業
積立購入手数料3.1% (月額積立購入金額が10,000円未満)

2.6% (月額積立購入金額が10,000円以上)

2.5% (月額積立購入金額が3,000円以上29,000円以下)

2.0% (月額積立購入金額が30,000円以上49,000円以下)

1.5% (月額積立購入金額が50,000円以上)

年会費800円 (税抜)1,000円 (税抜)

購入手数料で1.5%以上、年会費も800円or1,000円かかり、コストは高いです。

しかし、三菱マテリアルも田中貴金属工業も、スポット注文であれば手数料がかかりません。

なので、自分で買い注文を出すという一手間はかかりますが、自分で毎月決まった日に買い注文を出せば、購入手数料を抑えることが出来ます

また両社とも年に一回、残高報告書を郵送してくれますが、郵送物を停止すると年会費も無料になります。

郵送物は残高報告書や自動継続のお知らせなど、ネットで確認できるものなので停止をしても困りません。

 

私は三菱マテリアルを利用していますが、毎月決まった日にスポット注文を出し、郵送物を停止することで、金投資のコストはゼロです。

 

私の投資の中での金投資の位置づけ

以上見てきたメリットとデメリットを意識して金投資を行っていますが、私の中での金投資の位置付けを一言で言うなら"保険"です。

メリットでも書いた通り、金は紙幣と違ってそれ自体に価値がある実物資産であり、投資家にとって最大の恐怖であるインフレに強いヘッジの役割を果たします。

その一方、配当や利息を生まないというデメリットがあり、保有しているだけでは資産形成に貢献しないので、投資の主力にはなりません

なので、私は金投資は資産の10%を上限とすることを目安にしており、2019年10月末の金のアセットアロケーションは7.1%です。

 

また金価格は変動が激しく、タイミングを狙って買うことは難しいため、ドルコスト平均法で毎月定額購入しています。

スポットで安くなっていれば、追加で買うこともあります。

 

まとめ

金は投資の主役にはなりませんが、いざという時に資産を守ってくれる保険のような役割です。

一般的には手数料が高く割に合わないと思われがちですが、上手に付き合えばコストもかかりません

 

投資では勝つことよりも負けないことのほうが大切ですので、守りの資産である金を一定割合資産の中に組み込んでおくと安心感があります。

投資の目的の一つがインフレ対策であることを考えると、私は金投資を資産運用に組み込んでおくのは悪くないと思います。

 


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Posted by Econ