資産は加速する

高原をフェラーリが颯爽と走っている

2020年7月1日マネー全般

この記事は2022年2月5日にリライトしました.

資産は加速します.

「お金は寂しがりやだから,お金持ちの人の所にお金は集まる」というのを聞いたことがあると思いますが,これは本当です.

投資で一番大変なのは投資を始めたばかりの頃で,資産規模が大きくなるにつれて資産が増えるスピードはアップします.

間違った運用をしなければ,という条件付きですが.

この記事でわかること
  • 資産が大きくなるほど,資産が増えるスピードはアップする
  • その理由は複利の効果
  • 資産が大きくなれば変動も増える
  • しかし,長い時間をかけて築いたポートフォリオには短期のマーケット変動を十分吸収できる力がある
  • 私のケース

    基準年(2012)の資産増加に対する各年の資産増加

    これは私の2012年における資産増加を1とした時,それぞれの年の資産増加を表したグラフです.

    2018年は低めですが,2016年以降は数字が大きくなっていて,資産が成長するスピードが上がっているのがわかります.

    私が資産運用を始めた時,最初の目標は1,000万円で,到達に4年かかりました.

    その次は3,000万円のアッパーマス層を目指したのですが,1,000万円で4年かかったので,あと2,000万円増やすには倍の8年はかかるかと思っていましたが,5年で3,000万円に届きました.

    3,000万円のアッパーマス層から5,000万円の準富裕層にはさらに短く2.5年で到達しました.

    この理由は複利の効果です.

    私は投資から得られる配当は全て再投資にまわすのですが,これによって,資産が増え,さらに配当が増え…と雪玉がゴロゴロ転がってどんどん大きくなるように,資産もどんどん増えてきました.

    これは『スノーボール』の中でバフェットも言っていることです.

    一方,資産が加速して大きくなると,資産の振れ幅も大きくなります.

    投資初期は変動幅はせいぜい数万円でしたが,今は一日に数十万円資産が変動するには当たり前で,日によっては百万円以上変動することもあります.

    むしろ,一日の資産変動が数万円で収まるという方がレアケースです.

    投資を始めたばかりの人は,そんな変動してたら不安でたまらないと思うかもしれませんが,資産が増えるにつれて耐性がついてきます.

    私も投資を始めた頃は数千円の含み損でビクビクしていたのですが,今では一日に百万円変動しようが毎晩ぐっすり眠れています.

    確かに慣れもありますが,それ以上に大きな理由は,長い時間をかけて築いてきたポートフォリオなら,短期のマーケット変動には十分耐えられるからです.

    実際,私のポートフォリオは,仮に今(2022年2月5日)から50%以上下落してもまだ含み益を保てます.

    だから安心して構えていられますし,むしろ下がったら絶好の買い場として喜んで落ちるナイフを掴みに行くでしょう.

    いいワインが時間をかけて熟成されていくように,ポートフォリオも時間をかけて築いていくことが大事です.

    やっぱり資産運用は「焦らず,でも着実に」がいいんだと思っています.

    それでは,また.

    Posted by Econ