資産形成は山道と見つけたり はじめの一歩を超えれば高原が待っている

資産

去年から始まった新NISAをきっかけに投資や資産運用に興味を持つ人が増えていますが,思ったように進まずに焦りを感じている人もいるかもしれません.

この記事では,私の資産変遷も踏まえて,「資産形成ははじめの一歩が一番大変だけど,そこを超えると楽になる」ということを私の実体験に基づいてお話ししていきますので,モチベーションアップにつながれば嬉しいです.

上のグラフは,各資産額に到達するのにかかった月数ですが,最初の1,000万円に到達するのに44ヶ月(3年8ヶ月),そこから2,000万円へたどり着くのに41ヶ月(3年5ヶ月)と,2,000万円到達までが特に長かったのがわかります.

しかし,次の1,000万円,つまり3,000万円に到達するにはそれまでの半分で到達でき,そこからは次の1,000万円に到達するために必要な時間が線形的に短くなっていて,たとえるなら

  • 2,000万円まで:階段
  • 5,000万円まで:エスカレーター
  • 5,000万円以降:エレベーター

という感覚です.

実際に具体的な資産額の変化を見ても,資産額が1,000万や2,000万円の時は月の資産変動幅は10万円から30万円程度でしたが,3,000万円を超えたあたりからは100万円を超える月もでてきて,今では1ヶ月で数百万円の変動が当たり前になっていますし,私はデイリーの頻度での資産チェックはしていませんが,変動の大きい日は,一日で百万円以上動いている日もあるはずです.

もちろん,投資時期によってこの数字は変わりますが,資産規模が大きくなれば配当などの投資によるキャッシュフローも増えるので,資産規模と資産額の成長スピードの相関は高いと思います.


最初の一歩が一番大変なのはスポーツや芸術の分野でも同じで,たとえば趣味でやっているランニングも,始めたばかりの頃は1kmを走るのも大変だったけど,慣れてくると5kmは走らないと物足りない,というくらいに意識が変化して,本当に楽しくなるのはこの段階に入ってからなので,ここに辿り着く前にやめてしまうのはもったいないことです.

資産運用も最初の3,000万円くらいまでは上り坂の山道で大変だけど,段々と上り坂は緩やかになりますし,山道を登りきれば涼しくて快適な高原が待ってると思います.

Posted by Econ