決定版!2019年米国株ランキング ベスト10
米国投資家の皆さん,2019年の結果はどうでしたか?
ダウ30種の中で2019年の株価パフォーマンスランキングtop10を作ってみました.
2019年にアウトパフォームした銘柄が2020年も引き続き好調とは限りませんが,実際に見てみると面白い気付きがあります.
早速10位から見ていきます.
10位 American Express: AXP
2019年株価上昇率: 27.5%
セクター: 金融
言わずと知れたバフェット銘柄です.
同じクレジットカードのVisaやMaster Cardなどに比べると高所得者の割合が多く,カードあたり使用額が多いです.
クレジットカードにステータスを求める人は少なくなってきていると思いますが,日本でもアメックスを持っているのを見ると,「もしかして,この人はお金持ちなのかな」とふと思ったりします.
9位 Goldman Sachs: GS
2019年株価上昇率: 31.4%
セクター: 金融
私が就活生だった頃は外銀と言えばトップ集団のみに許された土俵で,中でもGSはtop of the topでした.
今はどうなんでしょうかね.
株についてはほとんど検討したことがないので,あまり突っ込んだことが書けません.
8位 Disney: DS
2019年株価上昇率: 31.9%
セクター: 消費財
私はディズニーの魔法にはかからない(というか,むしろアンチ…)のですが,夢と魔法の世界は世界中に広がっているようです!
ディズニーリゾートだけでなく,最近はオンラインストリーミングでの映画配信等にも力を入れており,収益源を多様化しています.
7位 Procter & Gamble: PG
2019年株価上昇率: 35%
セクター: 生活必需品
ここ数年株価が冴えず,2018年の初めには物言う投資家のネルソン・ペルツとのプロキシーファイト(委任状争奪戦)を繰り広げていたP&Gが帰ってきました!
ホルダーとしても嬉しい限りです.
P&Gはグローバルに事業展開していますが,これまではどちらかというと先進国に強みがありました.
それが新興国での事業が好調で,収益が大きく伸びているのが市場から好感されています.
6位 Nike: NKE
2019年株価上昇率: 35.7%
セクター: 消費財
米中貿易摩擦?何それ?というくらい,ナイキは中国で人気ブランド化しており,それが大きく収益に貢献しています.
一方,模造品への取り締まりが不十分という理由から,Amazonでの販売から撤退するなど,強気の姿勢も見せています.
Amazonからの撤退は機会損失に見えますが,自社ブランドを守るためにはこれくらいドラスティックにやる必要があると判断したのだと思います.
ナイキ株ホルダーとして,これはとてもいいことだと思います.
最近では,箱根駅伝のランナーの多くが,アシックスからナイキの厚底シューズに乗り換えていることが話題になりました.
私もランニングを楽しむ一人のランナーとして,次はナイキのペガサスターボで走りたいと思っています.
5位 JP Morgan: JPM
2019年株価上昇率: 38.4%
セクター: 金融
JP Morganは私も以前持っていましたが,2018年にNISA枠期限を使い切って売却した銘柄です.
現在は,私が売った時よりも値上がりしていますが,株価が2倍になった時に非課税で売れ,とてもいいディールだったので,全く後悔していません.
「ブルもベアもいいが,ピッグは駄目だ」という,欲張りすぎを諌める投資の格言もありますからね.
4位 United Technology: UTX
2019年株価上昇率: 39.9%
セクター: 資本財
宇宙産業,航空機エンジンから工業製品まで幅広く生産するコングロマリットです.
同じコングロマリットなら,私もホルダーである3Mが上がってくれたらいいのに,と願う次第です.
3位 Visa: V
2019年株価上昇率: 40.6%
セクター: 金融
最近,株価の上昇が続いていて手が出せませんが,私が狙っている銘柄の一つです.
Visaと言うとMaster Cardと双璧をなすイメージですが,発行枚数はVisaの方が倍近いです.
世界的にキャッシュレス化が進んでおり,もはやVisaの決済システムはインフラと言えます.
2位 Microsoft: MSFT
2019年株価上昇率: 54.7%
セクター: テクノロジー
Visaと同じく,こちらも私が欲しいと思っている銘柄ですが,PERが26倍と若干高めなので手が出ません.
ビル・ゲイツが経営から退いた後も飛ぶ鳥を落とす勢いですね.
もはやWindowsはインフラと言えます.
スマホがあればパソコンは要らない,なんて言う人がいますが,そういう人は文章を入力したり,資料を作成する必要のない幸せな境遇の人で,大多数の人にとってはパソコンがない生活はもはや成り立たないでしょう.
最近はクラウド事業にも進出しており,そちらも好調です.
1位 Apple: AAPL
2019年株価上昇率: 98.1%
セクター: テクノロジー
堂々の1位はアップルです.
スティーブ・ジョブズが亡くなった後の経営が不安視されていましたが何のそのという勢いです.
この一年間で株価が約2倍になり,2位のマイクロソフト以下を圧倒しています.
iPhone 11やiPad Proなどがヒットするとともに,最近はサブスクリプションビジネスも収益の柱となっており,事業は盤石です.
それにしても,iPhone11のカメラの高性能さはすごいですね.
まとめ
こうやって見ると,テクノロジーと金融セクターの企業が多いですね.
アップルやマイクロソフトは多くの投資家が成長を期待している企業ですが,それにも関わらず市場平均をアウトパフォームしているというのは,『株式投資の未来』で言う成長の罠はもはや当てはまらないのか,それとも技術革新の影響で人々の期待を超えるスピードで成長が続いているのか,はたまたバブルか…
日本の不動産市場はバブルだと判断できますが,私は米国株は割高でもバブルだとは思っていません.
2020年も計画的に投資をしていきます.
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